そろそろ働きたくなってきた
こんにちは、tocoです。
有休消化という名の実質的な休職を始めて40日が経過しました。気が付けばオリンピックが始まって終わっているし、お盆シーズンで東京の街は結構スカスカに。そして、やりたいことリストもほぼスカスカになりました。
そんな私の心情をプロファイルしたのか、TickTokのタイムラインに成田悠輔さんの動画が流れてきました。
これって、すごく共感できます。
会社に勤めていた頃、平日の時間の多くを仕事に費やして、毎月決まったお給料をもらうことで「生きていること」を感じる。そういう時期が私にもありました。
そして、会社勤めを離れている今、「私は確かに存在してはいるけど、社会的にはいてもいなくても一緒」という気持ちになっています。さすがに40日もこの状態だと、これで気持ちが沈むことはなくなりましたが、ただフラットに「社会から存在が消えている感覚」です。
少し話がそれますが、この境地に至るのも実はなかなか時間がかかります。特に、真面目に働いてきた人からすると(3年前の私がそうでした)、会社や社会に対して価値貢献ができていないことに罪悪感を感じたり、自尊心が低下したりします。
「私なんて、いてもいなくてもいい」と、ひどい時は軽い鬱症状が出ます。それくらい「考える時間がないほど忙しいこと」は、時に精神安定をもたらすことを感じます。「ヒマよりマシ」が口癖の人は気をつけてください。
私の実体験でいうと「ヒマで鬱っぽくなる」→「敢えて忙しくする」を5回くらい繰り返すと「ヒマでいる自分への耐性」が徐々に身につきます。自分自身を肯定できる力、みたいなモノが身につきます。
これには、慣れが必要だと言うのが私の結論です。
同じ文脈で言うと、この名言もよく思い出しますね。
これも真理だと思います。ただ、一つ不足しているのは、これを語っている松本人志さんや島田紳助さんは、もちろん超有名人でスケジュールもパンパン。何もしない時間というのは恐らくこれまでに無かったのだろうと思います。
そのため、嫌なことも抱え込むことで、ヒマでヒマで退屈な時間を埋めようとしているのだと思います(暇でいることの耐性がまだ身についていないんですね ←勝手に上から笑)
私は、起業家とか実業家の人でイキイキされている人に憧れています。彼らは一見、やりたい事しかやっていない人間に見えるけど、見えないところでは大変な苦労や、やりたくないことをメチャクチャ抱えているんですよね。
知り合いのアントレプレナーも言っていました。「嫌な事が80%だけど、20%のやりたい事をやるために頑張れる」と。
前職の私の上司も「90%はブルシットジョブだけど、組織を含めて10%のやりたいことができるから頑張れる」と。
どんな職業についていようが、どんな立場だろうが、結構真理なのかもしれないなぁと思います。料理で言うと塩気のない甘いだけの味付け。締まりのない味。
大変なことや辛いことが、人生のスパイスだと思えると、もっとずっと生きやすくなるのかなと思います。
そして、呑気にそんなことを考えられている今の自分の環境に、ひたすら感謝です。
ではでは。