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【アメリカ留学】黒人に囲まれて生活し続けて意識が変わった話(ALLEX奨学金)

みなさんこんにちは。da_shuです。
私は今、アレックス奨学金を利用して、アメリカ南部のミシシッピ州にある
トゥーガルー大学で日本語講師をしながら研究生をしています。

このトゥーガルー大学は歴史的黒人大学 HBCUと呼ばれる大学です。
学生の99%は黒人です。先生も90%以上が黒人です。
日本人は私一人しかいません。アパートの外に出たら、日本語が話せる人は誰もいません。

このような環境の中で、10カ月近く過ごしてきて、まもなく任期満了に伴い日本に帰国します。

今回は、黒人に囲まれてたった一人の日本人研究生として生活した中で感じたことを記事にしたいと思います。

【自分の価値観なんて簡単に崩壊する】
私は、田舎生まれ田舎育ちの自分の性格的にもいわゆる典型的な日本人だと思います。
海外は好きでしたが、留学することなくサラリーマンをしていました。
仕事先も、年功序列、飲み会参加が正義、我慢が美徳
というような絵にかいたような日本企業でした。

そんな自分が、マイノリティーになり、黒人コミュニティーに入ると、びっくりすることが沢山あります。

・授業中に歩き出す
・先生にハイタッチする
・音楽を流したら歌って踊りだす

などなどがあります。
赴任した最初、
授業で学生から「What's up Professor?」とハイタッチされた時は
何事かと思いました。

日本でバリバリの日本式教育を受けてきた私にとっては、最初は腹が立ったりしましたが、
ずっと生活してみてみると、自分が取っている授業でも同じだったので、
こういうものなんだと思うようになりました。

【日本ってどこにあるの?】
ミシシッピ州はアメリカ南部にあります。西海岸に行けば、日系アメリカ人も多数いて、日本に関する事に触れる機会もあると思いますが、
ここでは中々ありません。

日本語を選択してくれた学生も授業で東京と言ったら
「What is Tokyo?」と言われました。

完全に日本語を取ってくれてるし、
東京くらいは知っているかなと奢っていました。

彼らが知っている「日本」は、「スシ、トヨタ、ナルト」です。
※ナルトの認知度はミシシッピまで届いていました。すごいですナルト

【同じ人種で集まるのは仕方がない?】
無知の恥で申し訳ないですが、ミシシッピ州に来る前はアメリカでは人種のるつぼと言われていたので、全員が共生していると思っていました。

しかし、実際に来てみると、明確にコミュニティーが分かれています。
街に出ると、黒人は黒人のコミュニティーがあり、白人には白人のコミュニティーがあります。

もちろん用があれば話をしていますが、私が生活しているミシシッピ生活圏では、
住む地域、生活圏が明確に分かれています。

21世紀も4分の1が終わりつつあるこの時代でこんなことが起こっていることは知りませんでしたしショックでした。

しかし、自分も一人だけの日本人で生活していると、
日本語が喋りたくなりますし、気の知れた世界で生活したいと普通に感じてしまいます。
だからこそ、こうやって記事を書いている部分もあります。

私の場合は、アメリカでも超特殊な環境で生活しています。
街で白人を見ると、「白人っているんだ」と思うくらい、めったに出会いません。

アメリカに来て、日本では知ることが出来なかった現実が知れて
勉強になりました。

それでは、次回の記事でお会いしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。

da_shu

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