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完璧ではない自分を受け入れていますか?

間違ってはいけない、失敗してはいけない。
正解を出さないといけない。
そして「正しく」あらねばならない。

カウンセリングやコーチングをしていて、多くの人の苦しみや悩みは、この考え方から生まれているように思います。いわゆる完璧主義な物事への取り組み方です。

仕事・プライベート・人間関係、何でも完璧にできればいいのですが、現実はなかなかそうもいきません。思った通りにうまくいくときもあれば、全然ダメなときもある。しかも、全然ダメが続いてしまうときもある。

そもそも「完璧とは?」の定義も人それぞれですよね。でも、完璧ではないことは可能性があるということだと思うんです。

完璧ではないことに可能性がある

完璧になれない自分に苦しむこともあるでしょうし、他人からの厳しい指摘に悩むこともあると思います。
だけど完璧を目指して、自分と向き合っていくプロセスに、充実感・楽しさ・成長などが潜んでいます。
そして、そのプロセスの中では、完璧ではない自分を許し、受け入れていくための、あなただけのやり方も必ず見つかっていきます。
あなたにとっての「幸せ」に近づくプロセスになると思います。

では、どうやって自分と上手に向き合い、完璧を目指していくか?それは、あなたが持っている強みを、上手に使っていくことです。最初から100点のゴールに辿りつかなくても大丈夫です。あなたの強みを活用することができれば、50点と思っていたものが80点になる。それ以上になる可能性もあります。

強みを活用するコツは「これが自分の強みだ」と受け入れること

他人の強みと比べても意味がありません。あなたが持っている強みのなかで、より突出しているところを武器にする。頼りにする。
持っていないものを残念がるより、持っている強みを認めて磨いていく。
自分の強みを信じて受け入れることで、いつもは50点分しか使っていない力を、80点にも90点にも引き出していくことができます。

力の引き出し方の例として、M式強み診断で言うと、「極(きわみ)」が強みの人は、限りなく上を目指せるところが強みです。なので、あえて「完璧な状態」を決めないようにしたり、ゴール設定を段階に分けることで、もっと上を目指す活力が湧いてきます。

「律(りつ)」が強みの人は、計画通りにきちんと進むことを考え、実行することが強みです。より限りなく完璧を目指すためには、変化が起きたときに対応できるようにするため、その計画にゆとりを持たせておくことです。
「律(りつ)」は想定外のことへの対処を苦手とするところがありますので、苦手を事前にカバーしておくことで、完璧への確率を高めることができます。

「謙(けん)」が強みの人は、自分の存在を「縁の下の力持ち」と意識すると、強みを発揮する傾向が強いです。ですので、自分が完璧であろうとする前に「あの人の役に立つにはどうしたらいいか?」と考えるだけで強みが自ずと発揮されます。

人によって持っている強みは異なりますから、力を引き出すための方法もそれぞれなんですね。誰かにとっては上手くいく方法でも、あなたにとっては向いていない方法もあるでしょう。自分のことをよく知っていくことで、力を発揮する方法も見えてきます。

私は数字が嫌いで苦手。でも・・・

ちなみにですが、私は数字に関することが苦手です。とてもとても嫌いで苦手です。だけど、やらねばならないときがあります。
そんなときは、最初からミスのない「完璧」は無理だと考えます。でも、限りなく完璧に近づけるものを目指します。

こういうときに私が完璧を目指す方法は、「ひとりで100点を目指さない」こと。得意な人にしっかり頼ります。私が40点だとすると、残りの60点分を助けてくれます。誰かの力を借りて、100点を目指すわけですね。

何でも自分ひとりでやらなくてもいい。困ったときはお互い様ですから。弱いところは助け合う。苦手なことは伝え合えるようにする。自分が相手を助けられるときに、しっかり頼ってもらえる自分でいればいいと思います。

完璧ではない私たちだからこそ、誰かと深くつながれることがあるわけです。完璧ではない自分を受け入れること、そして自分が持っている強みを受け入れることが本当に大事です。
そして完璧ではないことを楽しんで時を重ねていければ、朗らかに健やかに暮らしていけると私は思っています。

自分の強みの使い方がよくわからない人は、聞いてくださいね。あなたの状況に合う強みの使い方をお伝えします。
それではまた!

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