明日に向けて(2462)企画『原発・核燃からの撤退を! 南海トラフ巨大地震が来る前に 2024関西集会』にご参加を(11月16日土曜日)-告知記事その1
守田です(20240916 16:00)
● 11月16日午前午後、大阪ドーンセンターにてです
タイトルの企画を11月16日(土)に大阪のドーンセンターで行います。京阪天満橋駅近くです。
https://www.dawncenter.jp/shisetsu/map.php
ここからチラシを入手できます。
https://toshikyoto.com/press/9070.html
以下、詳細を記します。
午前10時半から12時までプレ企画「子供たちにヒバクのない未来を!」
三田茂(医師)、鴨下全生(避難者・学生)、森松亜希子(原発賠償関西訴訟原告団代表)
4F大会議室にて。参加費300円です。
午後1時50分から本集会
講演1 青木美希(ジャーナリスト) 「脱原発を阻むもの」
講演2 三田茂(医師) 「4000人の子どもの血液を調査して」
DVD報告
1 浅石紘爾(弁護士・原告団長) 「六ケ所再処理工場と憲法9条」
2 大椿ゆうこ・守田敏也 「六ケ所再処理工場を見学して」
アピール 鴨下全生 森松亜希子 石地優
主催:脱原発政策実現全国ネットワーク関西・福井ブロック
共催:大阪平和人権センター・原発反対福井県民会議・「しないさせない!戦争協力」関西ネットワーク・緑の大阪
参加費
一般 前売1000円 当日1300円
避難者・障害者・学生 前売700円 当日1000円
高校生以下は無料 午前中のプレ企画は別料金
なおたくさんの団体と個人が賛同に名を連ねていて、その中の一つに僕が参加している京都「被爆二世・三世の会」もあります。
● プレ企画-鴨下全生さん・森松亜希子さん・三田茂さんについて
プレ企画は避難者のお2人と、僕が何度も紹介している三田茂医師のお話です。このセッションではできるだけ会場とのやりとりもしたいと思っています。
避難のこと、被曝のことについて関心のある方にぜひ集まって頂きたいです。ここでは鴨下全生さんと森松亜希子さんをご紹介します。
鴨下さんは小学校2年生の時に福島原発事故に遭遇。3月12日にご家族と福島県内から関東方面に避難されました。その後、避難先で通い出した小学校でいじめにあわれたそうです。
国が賠償金について、せめてもの償いとして払っているという説明をしなかったことに、いじめが起きた要因があると鴨下さん。全くその通りです。
そんな鴨下さんへのインタビュー記事を紹介します。グリーンピースジャパンのものです。
子どもたちの11年 – 鴨下全生さん (前編)
https://www.greenpeace.org/japan/news/story_55441/
奪われた子ども時代 – 鴨下全生さん(後編)
https://www.greenpeace.org/japan/news/story_55658/
森松亜希子さんも福島県内から避難された方。0歳と3歳の2児を連れて大阪へと逃れました。
原発賠償関西訴訟原告団代表・原発被害者訴訟原告団全国連絡会共同代表を務めるとともに、東日本大震災避難者の会Thanks & Dream(サンドリ)を主宰、国内外で講演を続け、原発事故被害者の人権について訴え続けておられます。
森松さんへのインタビュー記事を紹介します。やはりグリーンピースジャパンもののです。
ただ、ふつうの暮らしがしたかった – 森松明希子さん
https://www.greenpeace.org/japan/news/story_55434/
三田茂さんについては、チラシの紹介用に書いたプロフィールをご紹介しておきます。(チラシより長めです)
三田茂医師。1960年生まれ。岡山市在住。東京都小平市で内科医院を営んでいたが福島原発事故に遭遇。すぐに東京の子どもへの被曝影響を調べ始め、4000人の血液を採取して白血球の中の好中球が激減している事実を把握。
さらに広島・長崎で「原爆ぶらぶら病」と呼ばれた事態が広範に起きていることを掴んで、これらの人々を『新ヒバクシャ』、症状を『能力減退症』と定義し、検査から間脳からのホルモン分泌異常が起きていることを突き止めて補充療法を開発。
劇的な効果のもと、たくさんの方を救っている。
プレ企画はこの3人の掛け合いで行われます。できるだけ会場からの質問も受けたいと思っています。ご参加下さい。
● メイン講演ー青木美希さんについて、三田さんの講演内容について
午後のメイン講演のはじめは青木美希さん。青木さんは朝日新聞に属していて福島原発事故を精力的に取材し著書『地図から消される街』(講談社)で「貧困ジャーナリズム大賞」を得ています。
その後、国会議員らに『なぜ原発を止められないのか』と問う取材を開始。この時、記者職を離れていたので、朝日新聞ではなく個人として取材を勧められ、同名の書を文春新書から出版されました。
ところが朝日新聞よりまさかの「出版にストップ」をかけられた。青木さんは「それではジャーナリズムが死滅してしまう」と奮闘し、出版に漕ぎつけましたが、このいきさつが以下に詳しく載っています。
「怒鳴られながらも取材を続け、本音を引き出した」原発安全神話を徹底取材した青木美希さんの新刊は、なぜ勤務先の新聞社から「出版は許可できない」と言われたのか
『なぜ日本は原発を止められないのか』(文春新書)著者インタビュー
https://bunshun.jp/articles/-/67655
そんな頑張りを続けてきた青木さんに、この日、「脱原発を阻むもの」のタイトルでお話し頂きます。
三田さんはプレ企画に続いての登壇になります。話す内容をいままさに組み立てているところ。まだ定まってはおられないそうですが、京都講演では途中から「被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書」を片手に話して下さいました。
今度は福島原発事故の被爆者、三田さんが『新ヒバクシャ』と命名している人々にあらわれている症状を取り上げ、解説を行おうと考えて下さっているとのこと。演題は「4000人の子どもの血液を調査して」です。
福島原発事故で放出された放射能は、日本政府の発表でも広島原爆168発分。それで健康被害が広範囲に起こらない方がおかしい。ところが福島原発サイトをのぞいてただの一件も被害報告が出されず、マスコミも取り上げていない。
どう考えたっておかしいと思いませんか?みんな隠されているのです。三田さんは医師としてこれと真正面から向き合って来られました。臨床医である三田さんが具体的に見てきたことをお話頂きます。
うーむ。しかしコアな方たちが次々登壇するので、いっぺんに全部を紹介しきれません。次号で後半部分を紹介します。
続く
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