耳からのインプットも活用して、英語での試験に合格!
これはVoicy Advent Calendar 2024の12日目の記事です。
こんにちは!VoicyでQAエンジニアをしているSammyです。
前回に続き、2回目のAdvent Calendarブログの投稿になります。
11月に、ISTQB(ソフトウェアテストの世界的な認定を提供)のMobile Application Testingに合格しました!🎉
勉強の過程で、耳からのインプットの有効性を感じています。
英語での試験に尻込みしている方、試験勉強の方法に悩んでいる方の参考になったら嬉しいです。
とある日のこと
英語のシラバスを読もうとした時、文章が全く頭に入ってきませんでした。
ところが、耳でインプットをしてみたところ、とてもスムーズに情報が入ってきました。
なぜだろう?
そんな時、ふと元同僚との会話を思い出しました。「英語を勉強する時って、目から勉強する派?それとも耳から勉強する派?」
情報のインプット方法にも種類がある
認知特性というものがあります。
これまでの日本語での受験の際、大体以下のような流れで勉強していました。
情報処理のタイプを当てはめると以下のようになります。
私の場合、
言語でインプットしたものを視覚的にアウトプットすることで理解を深める、脳に記憶させる。
そして、試験と同じ形式(言語)でアウトプットすることで、学習できていない箇所をあぶり出す。
というのが、典型的なパターンです。
今回の英語での受験に向けての勉強の流れを見ていきましょう。
(日本語との差分を太字にしています)
1~4までの流れは、日本語での勉強方法と大きく違いはありません。異なるのは、模擬試験の言語のみです。
ところが、英語シラバスの文章を読もうとしたとき、全く勉強が捗りませんでした。そのため、聴覚からのインプットに方針転換しました。
振り返ってみて分かったことは、言語が異なると、認知特性も変わるということです。
つまり、英語で勉強する時は、日本語とは異なる勉強方法の方が効果的(自分に合っている)である可能性があるということです。
ここからは、英語での受験に向けて、勉強の過程で悩んだことと工夫したことを紹介していきます。
悩み1:英語で受験するか悩んだ
今回受験したISTQBのMobile Application Testingは、日本語での試験にまだ対応していません(2024年12月9日時点)。そのため、英語で受験する必要があります。
今年の8月にVoicyに入社し、初めて本格的にモバイルアプリのテストに携わることになりました。
Webアプリケーションとの違いも多く、モバイルのテストではどういうことに気をつけるべきなのか、モバイルアプリのテストの全体像を理解したいと考えていました。
TOEICなど、英語の試験を受けたことはありますが、英語で受験するのは初めてです。正直、ためらいました。
しかし、せっかく勉強するなら資格を取りたい!試験を申し込んで自分を追い込んだ方が身に付く!と考え、受験を決意しました。
何のために勉強をするのか、その目的を達成するための最速の道はどれか。目的に立ち返ると、英語での受験にチャレンジする勇気が出てきやすいのではないでしょうか。
悩み2:最初にどの言語で勉強するか悩んだ
最初に迷ったのは、最初から英語で勉強するか、まずは日本語で勉強して、後から英語に切り替えるかです。
最初から英語で勉強するメリットは、効率的であることです。一方で、知らない英単語がたくさんあった場合には、調べるコストがかかり効率的ではなくなるリスクもあります。
さらっと日本語の文章を読む(インプット1周目)
そこで私は、日本語から勉強を始めることにしました。
振り返ってみると、シラバスを1周したら英語に切り替える、または、模擬試験を2回受けたら英語に切り替える、受験1ヶ月前になったら英語に切り替えるなど、どのタイミングで英語に切り替えるかを決めておけば、もっとスムーズに勉強が進んだと思います。
というのも、当初、日本語でシラバスを読んで英語の模擬試験を解く、という流れにしていました。模擬試験では知らない英単語に遭遇し、単語がわからなくて不正解なのか、内容を理解していなくて不正解なのかがわからなくなってしまったためです。
悩み3:英語のシラバスの文章が全然頭に入らない
受験の1ヶ月前になると、だいぶ日本語の内容が定着してきました。どのタイミングで英語にするか迷っており、大体日本語では学び終わったなと感じたタイミングで英語での勉強に切り替えました。
英語のシラバスを読み進めようとしましたが、通勤中に英文を見ても全然文字が入ってきません…。
通勤中にスマホで小さい文字を読むのは辛いし、拡大表示と移動を繰り返すのも辛い…ということで、耳からインプットする方法を模索し始めました。
そして、YouTubeで解説を行っている動画の発見にいたります。試験範囲の内容は概ね理解できてきたので、英語で理解できるかという力試しも兼ねて、動画を聴き始めました。
音声で聞いていると、他人のスピードで文章が進んでいきます。そのため、一生懸命単語や文章の内容を理解しようと集中していました。
動画の再生ボタンを押しさえすれば、強制的に講義が始まります。そのため、文章を読み始めても他のことを考え始めてしまって読むのが進まない、という事象も防いでいました。
この時、音声での情報インプット・耳からの学びの価値をとても感じました。また、認知特性は言語によっても異なるということを感じました。
おわりに
受験してみて
英語での受験と言う点に関しては、よく使われる単語や自分がなかなか覚えられない単語を暗記しておけば、安心して受験できるということがわかりました。
自分の認知特性を理解して、特性に合った勉強方法を選択すると、より効果的に学ぶことができます。
なお、より試験内容に関係することについては、以下のVoicyで話しています。
ソフトウェアテストだけでなく、エンジニアリングの情報は英語の方が圧倒的に多いので、今後も英語でのインプット勉強を続けていきたいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!
来年も学び続ける年になりますように。