ベトナム拠点のQAチームにNice to meet you!
こんにちは!マネーフォワードのHR領域でQAエンジニアをしている森田です。
今月、マネーフォワードベトナムのホーチミンオフィスに行ってきました!ベトナムには開発拠点があり、QA組織もあります。
英語を使った仕事に興味がある方、海外拠点QAとのやりとりに興味がある方にぜひ読んでいただきたいです。
ベトナム拠点にもQAチームがある
2021年の秋に、ベトナム拠点にQA組織が爆誕しました。
まずはQAマネージャがジョインし、徐々にメンバーも増えています。
最初からQAエンジニアを入れると、開発エンジニアが自分でテストしなくなってしまうのでは、という思いがあり、この段階での組織立ち上げになったそうです。(ホーチミンオフィスができたのは2018年7月)
HR領域では、両拠点でQAメンバーがいるプロダクトがあり、とてもチャレンジング
マネーフォワードには数多くのプロダクトがあります。
QAエンジニアが全プロダクトに配置されている訳ではなく、多くは、下記のようなパターンです。
QAエンジニアがいないプロダクト
日本拠点にQAエンジニアがいるプロダクト
ベトナム拠点にQAエンジニアがいるプロダクト
ところが、HR領域のクラウド年末調整(2021.12~)とクラウド社会保険(2022.05~)では、両方の拠点のQAエンジニアが携わっています。
そのため、それぞれがどんな役割で動くのか、テストプロセスはどうするのかなど、密にコミュニケーションを取る必要があると考えていました。
特に、オフショアではなく、一緒に製品・品質を創り上げていくので、一方的な要求になりすぎないことも重要なポイントになります。
(おまけ)出張準備に一苦労...
これまではベトナムへの入国規制が強く、入国にはビザが必要で、ビザを入手するためにはリファレンスレターが必要であり、入国のハードルが高い状況でした。
3月上旬から出張を検討開始し、必要な書類の多さに、出張を断念しかけました。しかし、タイミングよく規制が緩和され、ビザなしで入国できるようになったのです!!(2022年3月15日〜)
陰性証明書があれば、ベトナム入国後の隔離が不要。
日本帰国後も、ワクチン3回接種済+陰性証明書で、3日間の自宅待機でした。(厳密には、帰国後3日目以降のPCR検査で陰性で、自宅待機が解除)
※必ず、大使館や厚生労働省で最新情報をチェック!
まずは相互理解ワーク
一緒に仕事をしていくにあたり、まずは相互理解が必要だと考えました。
そこで、好き嫌いマップを利用した相互理解ワークを実施しました。
お互いに母語以外の言語(英語)での対話になるので、なるべく視覚的に理解できるようにしたかったのと、以前HR-QAチームでも行ったことがあり自分が進めやすかったという理由もあります。
当日の様子としては、好きand得意の欄の「🐞catch bug」に対して、これは本物のbug(昆虫)か、ソフトウェアのバグか?とツッコミが出たり、ビール🍺がずば抜けて好きで得意という点に「意外」というコメントがあったりしました。
また、好きbut得意でないの欄に「マラソン」があるメンバーに対し、「何キロくらい走るの?」という質問をしたところ、「42km」という回答が。「42kmも走れるのに得意じゃないの!? 」とみんなでびっくりしました。
さらに、パーソナル面だけでなく、QA業務についての項目もあります。
PostmanやSeleniumの経験がある、Jenkinsは好きだけど苦手、E2Eテスト自動化やセキュリティテストをもっとできるようになりたい、など、皆さんがどんなことが得意で、どんな分野を伸ばしていきたいのかも知ることができて楽しかったです。
知見や経験がある分野については、今後質問してみよう!と思います。
うまく進行できるか不安だったのですが、思っていた以上に盛り上がりました!(良かった)
知見共有会でより踏み込んだ話を
相互理解ワークで場を温めたあとは、知見共有会です。
私は、ベトナム拠点のQAチームが何を目指していて、今どういう状況で、どういうロードマップを考えているのかに興味がありました。
というのも、一緒に品質保証を行うにあたって、お互いの前提や背景を理解することが必須だと考えているからです。
前提がずれていることに気づかずにこうしましょうという話をしても、会話が噛み合わなくなります。
前提や背景をなるべく理解した上で、どういう体制で品質保証をするのが良いのか。それを一緒に考えていくためにも、お互いが何を考えているのかを理解しあうことが大切です。
ベトナム拠点のQA組織はまだ立ち上げたばかりということで、これからロードマップを作る段階です。しかし、話している言葉からしっかりQAマネージャの想いを感じ取りました💪
多少、QAの位置付けが違うことも分かりましたが、やりたいことの方向性は似ているということも知ることができました。
私からは、HR-QAが目指している理想像の話から始まり、QAは懐中電灯🔦になりたいという役割の話、ロードマップ、具体的な不具合ランクの話をしました。
お互いの想いや目標、方向性を知ることができて、とても有意義な時間でした。
HR-QA(私のチーム)が目指している理想像やQA=懐中電灯の解説については、こちらをご覧ください👇
懇親会でカルチャーを感じる
夜には、懇親会も行いました。
親切に何が食べたいか聞いてくださり、シーフードのお店です。
ベトナム料理はどれも美味しくて、1週間強の滞在で料理もスイーツもたくさん食べましたね。(ホテルに体重計あったけど、奥の方にしまいこんだ...)
懇親会では、業務の時とは違う盛り上がりがあり、ベトナムの乾杯も体験しました。
冗談もたくさん飛び交い、みなさんとても明るくて陽気な方なんだなぁと感じました。
全社イベントで、プロダクト品質について語る
「日本拠点での品質向上の取り組みについて話してくれないか」
ベトナム拠点の方からお声がけいただき、日本拠点のQAリーダー×ベトナム拠点のQAマネージャの対談形式で、1時間、プロダクト品質について話をする時間をいただきました。
どういう内容にするのか、主催者とベトナムQAマネジャーと議論し、以下の内容になりました。
Introduction of Sammy & QA team in MFJ
Team structure / product in charge / team size
Target & vision of QA team
MFJ product quality standards
Difficulties & achievement of QA team:
Difficulties (ex: setting up team / integrating member to the projects / current issues in running projects)
Achievements
Q&A
※Sammyは私のニックネームです。
※MFJ:マネーフォワードジャパン
45分も喋れるかな〜久しぶりの英語のプレゼン大丈夫かな〜と不安で、緊張するかと思いきや、意外に緊張しなかったという(笑)
せっかくベトナム拠点のエンジニアの皆さんと話せるので、皆さんがQAエンジニアについてどう思っているのか、テストに関するお悩みはあるのかなどをぜひ聞いてみたいと思っていました。
そこで、リアルタイム投票のツールを利用しました。一方通行のプレゼンではなく、インタラクティブな会にしたい思いがありました。その場でアンケートを取って、結果についてベトナムQAマネージャと対話する、全員参加型のイベントになったと思います。(リアルタイム投票の評判もちょっぴり良かったみたいです)
まとめ
いかがでしたでしょうか?出張を通して、改めて直接会って話すことのインパクト、重要性を感じました。今後のテキストコミュニケーションもよりスムーズになりそうです。Let’s make it together!
マネーフォワードでは、海外拠点で働くことも、グローバルなメンバーと一緒に働くこともチャレンジできます。
英語を使った仕事をしたい方、海外拠点QAとのコミュニケーションをしてみたい方、一度お話してみませんか?カジュアル面談大歓迎です!