アイヌ文化に触れる-(歌・文様編)
北海道白老町にある「ウポポイ」を訪れました。
ウポポイは、園内にポロト湖(意味=大きな湖)もあり、その景観も楽しめました。
ネット上では「ウポポイひどい」という情報も散見されます。
アイヌに関して、切実な想いをもっておられる方にしてみると、そう思うこともあるのかもしれないけど、自分のように、「アイヌ文化に触れてみたいなあ」と思っている人の最初の窓口としては、とても価値のある施設だと感じます。
ウポポイに関しては、以前、新聞記事で読んだ、研究目的の遺骨問題に関わりがあると、札幌で乗ったタクシーの運転手の方からききました。
これまで情報に触れることがなかったけど、知れてよかったなと思います。
アイヌについては、和人による分断と収奪の歴史は確実にあるので、そこは、無知ではいけないところだと感じます。
歌も独特でおもしろいな
ウポポイでは、アイヌの伝統的な歌や踊りを実際に、ステージ上ではありますが観ることができます。
そこで聴いた「ウポポ」の響きに衝撃を受けました。
ウポポとはアイヌ語で歌という意味です。
座になって歌います。
独特の輪唱と音階が魅力です。
ウポポイでは、モノを交換に行く準備のときに、女性たちが歌う歌を聴いて、はっとなりました。
残念ながら、歌の名前は分かりません。
ウポポを聴いているとき、DE DE MOUSEのこの曲の女の子の声が想起されました。
響きが何か似ているんですよね。
この女の子の声について、ネット上ではあまり情報でていませんが、ライブに行った際、チベット(うろ覚え)で少女が歌う声をレコーディングしたとエピソードをきいた覚えがあるんですが、もう10年以上も前のことなのであてにはなりませんね。
ヴァイブスはやや違いますが、独特のハーモニーという点では、バリ島のケチャダンスの際に歌われる「ケチャケチャ」という繰り返しの旋律もおもしろいですね。
文様のデザイン性の高さ
アイヌといえば、この独特の文様ですね。
この文様は魔除けの意味があるようです。
この記事、とても素晴らしいです。
針を胸からさげて持ち歩いていた女性もいたようです。
現代のアイヌ文様事情
文様に関わって、2023年段階では明確なルールがなく、論争になった事例があるようです。
素晴らしい文化に対しても、法的に守っていくという視点、必要ですね。
ヴァイブス似てるなあ
以前、大阪にある国立民族博物館でみた、カナディアンアート。
意味やモチーフは、アイヌ文様とは違うものの、大枠では同じような感じがします。
アイヌの人はロシア人との交流はあったようですが、カナダの人々とも同じく交流があっだのでしょうか。
歌やダンス、デザインなどの文化の類似をみてみると、ぐっとおもしろさがましますね。