お絵かきあそびワークショップ in 神山
徳島県神山にて、友人宅をおかりして、お絵かきあそびワークショップを行いました。
訪れた先で、その地域の人と絵を描くことでつながりたい。
そんな想いからはじまったワークショップです。
赤ちゃん含めて、10名の神山に住んでいる方とゆったりと絵を描く時間を共にしました。
自然の力をかりてみる
からだの実感からわいてきたものをつかまえて、その感覚のままスルッと絵を描くということを体験してもらいたいと思い、チェックインのあと、からだの感覚を働かせる時間をつくりました。
神山には杉がとても多く植えられています。
その杉をつかった、made in kamiyamaのエッセンシャルオイルを準備して、匂いを確かめ、からだのどこが反応するかを感じて、その体感をシェアする時間をとりました。
「頭の方にくるなあ」
「ハートかな」
「下にずどーんときた感じある」
「今日の私は、下にいききらないかな」
それぞれ、実感を言葉にしていきます。
からだの準備が整ったところで、次はお散歩。
外にでて、思い思いに散歩をして、植物に触れてみたり、おしゃべりしながら歩いたり。
風やおひさまの光を感じ、水の音や鳥のさえずりをきき、植物の波動に触れました。
感覚で瞑想のように描いてみる
具体的な形ではなく、模様を描いてみよう!という提案をしました。
できるだけ、うまくいったいかなかったのジャッジが入らないようにして、また思考をつかわないように意図をしました。
使うのは、感覚。
外でひろってきた、その感覚を頼りに色を選んで、紙に色をおとしていきました。
30分くらいで描きおわるかなと思っていたら、結局、1時間近く、集中してみなさん描かれていました。
しーんとした心地よい静寂が空間にありました。
描きおわったあとのシェア・タイムでは、それぞれが、描いているときのプロセスや、どういう時間をすごしていたのかを言葉にされていました。
面白いなあと思ったのが、描いた作品についてのコメントだけでなく、自分のからだのどういう感覚が働いていたのかや、どういうプロセスの時間だったかを言葉にされていたことでした。
評価者ではなく、一緒に描く人でありたい
絵のワークショップでよくきく言葉が「それ、いいねえ!」です。
ぼくは、この言葉、危険だなと思って、最近、意図的に使わないようにしています。
それ、いいね!っていう発言は、知らず知らずのうちに、ファシリテーターが評価をしていて、描いている人は、その評価にさらされてしまいます。
「上手いねえ」なんてのは最悪な言葉だと思っています。
絵画教室でもないし、技術獲得が目的ではないから、評価はむしろノイズになる。
そこは自覚的でありたいです。
評価する-される関係でなく、ファシリテーターも一緒にその場で描くという人でありたい。
そうすることで、描いている人の力になると感じています。
お互いの触発し合いが起こります。
友人には、非常にお世話になりました。
ごはんも最高でした。
きてくださったみなさま。
同じ時間をすごしてくださってありがとうございました。