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栃木、小山、結城、古河を訪ねる旅#1


年末のロングライドを企画してる時に、結城と古河を訪ねたいと思ってました。

特に古河は以前お城跡を発見出来ず、悔しい思いを持ってたのでリベンジを考えてました。

昨年の犬吠埼以来、1泊でのロングライドの楽しさを知ってしまったので、距離と歴史的な場所を考慮して探します。

10月に行った真壁の街の古い建物を見る楽しさも新たに発見してたので、色々検索してました。

マップを拡大してると、栃木市に蔵の街があるのを知りまして、行き先は決まりました。

古河市の隣の結城も気になってたので、栃木、結城、古河の3つの古都を巡る事にしました。

4号線をひたすら北上して、利根川に突き当たり少し西の方向に進路変更すれば、あっという間に到着です。

100キロと少しでしたから、イメージより近いですね。

街中に入る前に訪ねたいところがあります。


岩下の新生姜ミュージアム

以前お客様として何度か注文頂いた岩下さんの親戚がやってるとの事を聞いていたので行って来ました。

地元の方の様で、コンサートホールにもその名前が冠されてます。中々ぶっとんだ人で、地味な(?)栃木において貴重な存在なのを感じます。


明治の頃に建てられた物もある様です。

街に到着すると、思ってたよりは軒数は少なく、時代も明治後半から昭和の建物もある様です。

少し離れた所に代官屋敷があるとの情報を得て、訪ねてみました。


岡田嘉右衛門と言う名主さんです。

祖先が後醍醐天皇から名前を頂いたとの事で、由緒正しい家柄です。

この地に移り代々開発と政治を司り、代官まで任ぜられたとの事です。

嘉右衛門と言う名前を引き継ぎ、ここの町名にもなっているらしく、北関東でもかなりの名家だと自負してました。

この様な隠れたストーリーを発見出来るのが、旅の醍醐味です。

美食家では無いので夜のご飯はそれ程拘りませんが、新たな出会いに期待はします。

さて、色々調べてたら困った状況になって来ました。街も小さく大通り一つの様です。

飲み屋街や歓楽街が見当たりません。
所謂チェーン店もない様です。

まして、年末の日曜日なので閉まってる店もチラホラ。

ホテルの1階に居酒屋があったので、無ければ此処で良いかと考えてました。

しかし、本日は予約で一杯で入店不可との張り紙が。中を覗いたら結構空席があったんですけどね。

仕方ない、街を散策してる時に見つけた焼肉屋にするか、と諦めてネットで調べるとなんと90分待ちとの事。

一昨日忘年会で焼肉食べたばかりだし、食指は動きません。

最悪ローソンがあったので、弁当でも買って部屋で食べるかと泣きそうになりました。

マップをみると小さな店は何軒か近くにありますが、ネット情報もなくいよいよ最悪なパターンかと思いながら、行ってみようと出かけました。

実は現金をほぼほぼ持ってなくて、個人商店の店はデジタル決済は出来ないだろうと考えてました。

暗い夜道を歩いていると、何軒かの店がやってました。しかし、レストランやスナックなどで1人食事(飲み)に向きません。

そんな中、1軒の居酒屋を見つけました。

良さそうです。でも決済手段が表示されてません。も少し探してみるかと、2ブロックほど歩きましたがありません。

いよいよローソン⁉️かと諦めつつ先程の店に確認してみようと電話しました。

「デジタル決済出来ますか?」
「はい、出来ますよ。」

店の大将は50代半ばかな、いい感じの人です。栃木市の街に飲食店が少ない事を質問したら、年々減って来てるとの事でした。

そこそこ観光客も来てるように見受けられたのですが厳しいようですね。

こんな出会いも楽しい旅のひとときです。

ほろ酔い加減で栃木の夜を快適に過ごせました。

さて、明日は小山市を経由して、結城、古河を訪ねます。


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