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晩夏の伐採
会社の裏の空き地が草などで覆い尽くされ、お隣さんにも迷惑を掛けてしまいそうな勢いです。
毎年この時期に伐採作業をするのが、夏の終わりの風物詩(?)となってます。
ほとんど真夏のピークの様な気温の中、戦いを挑みました。小一時間の争いで終了出来ました。毎年の事なので何やら効率的に出来てるように思います。
それにしても、植物の生命力の強さには驚きます。何度切っても再び何処かしらから新たな芽が出て、大きく育ちます。
直径10cmくらいの立派な木になってました。
根っこはしっかり残っているので、恐らく来年も同じ様な状況になるのでしょう。
しかし、除草剤を撒いたり根こそぎ掘り起こしたりするのは何か違和感を感じてやる気になりません。
暑く苦しい戦いが、植物達との会話をしてる様な辺な気分になりました。
「1年ぶりだね」「元気だった?」
「また来年ね。」
そんな妙な気分です。
どんな状況でも挫けず、生きていこうとするその生命力に自分を投影してるのかもしれません。
普段気にも留めず見ることも無いスペースにも命の連鎖と継続があり、1年後には目に見える変化が現れる。
日々の仕事や生活にも同じ事が起きてるのだと、実感しました。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
諸行無常の世界観ですかね。
汗みどろになりながら、そんな事を思う晩夏の作業でした。