【介護】高齢者の生きがいが就業することならば?
(^^)/こんにちはモーリーオジサンです。今後の介護サービス事業は、益々人材が必要になります。高齢者世代の積極的な活用が重要になります。地域で高齢者就業が効果的にできている実例を紹介します。
Ⅰ:2040年頃を展望した新たな局面と課題を見てみると?
≪団塊世代が80歳以上になる時代では?≫
人口構造の推移をみると、2025年以後「高齢者の急増」から「現役世代の急減」に局面が大きく変化します。
2025年以後の現役世代の人口急減という新たなる局面における課題への対応が必要になってきます。
現役世代の減少は高齢者を支える人口が減少することを意味し、現役世代のみに頼らない、新な体制が必要になります。高齢者が高齢者を支える社会が必要な時代になります。
≪厚生労働省の資料を参考に?≫
Ⅱ:2025年に向けて介護人材不足をどうするのか?
≪2025年度までには介護人材は約55万人も不足します!≫
今後年間6万人程度の介護人材増加を維持する必要があります。
現在状況は介護人材の必要目標人数を確保ができず、コロナ環境下でも有効求人倍率は以前高い数字であり、離職率も高い数字を維持しています。
国は、介護職員の処遇改善、多様な人材確保・育成、離職防止・定着促進・生産性向上、介護職の魅力向上、介護人材の受け入れ環境整備などの総合的な介護人材確保対策に取り組んでいますが?いまだに、多くの課題を抱えています。
≪厚生労働省の資料を参考では?≫
Ⅲ:高齢者の就業意欲は高いので介護就業を促進する!
≪60歳以上で仕事をしている者の約80%が?≫
65歳を超えても働きたいという意欲を持っている。この意欲を少しでも介護事業就業に促進する必要があります。
また、60歳以上から74歳の者の就業率は男性・女性ともに年々上昇傾向にあり、特に女性の上昇率が大きいのが現状です。介護事業でも高齢者の働きやすい環境整備を促進し、多くの女性高齢者の就業を促進が重要になります。
加えて下記の資料にあるように、豊富な知識と経験はあるが身体的・精神的にも加齢に伴う心身機能が低下しますので、その対策が必要な点に注意が必要です。
≪厚生労働省の資料を参考?≫
Ⅳ:三重県での高齢者の就業を介護事業で成功した実例を紹介します…
≪元気高齢者を積極的に介護助手として採用した内容です≫
(アクティブ・シニア活用)
◆介護職として元気高齢者さんを活用での成功内容は、大きく2つあります!
介護職の業務を切分け細分化し、その 細分化した 業務のうち、比較的簡単な単純作業の部分を 担う 「介護助手」 と いう活用の導入することができたこと。
「 介護助手」 の担い手として、 元気 高齢者 を積極的に起用でき た こと。
◆結果として成功の良い傾向がみえてきたこと?
介護職員さんが本来の介護業務に専念できる体制 が構築できた。
介護職員さんの人材不足にも一躍(雇用の創出) できた。
高齢者さんの介護予防・閉じこもり予防的な役割ができ、健康寿命の促進 が可能と推定される。
◆元気高齢者『 介護助手 』としても就業を 三重県モデル内容からみえてきたことは?
「周辺業務」を担当してもらうと、「介護職」の方が専門特化の業務ができるよになった。
高齢者が、自分に合った時間に近くで働ける新たな就職先ができた。
働きながら、地域の中で社会参加できて、高齢者の「健康維持」・「介護予防」につながった。等の内容がみえてきました。
◆今後も介護人材の確保と維持・元気高齢者の活動が支援されています?
元気高齢者の介護助手として活用内容(行政が注目)を検証し、介護 助手採用への募集内容・採用内容等を行政が支援しています。
また、介護助手の業務内容の区分し、介護助手採用でのスタッフへの影響内容等も今後も検証し、全国的な活動として促進されています。
その為に、三重県では、これまでの経緯をまとめ、ポイントを記載したマニュアルを作成・公表しています。
≪厚生労働省の資料を参考≫
伍:三重県の介護施設における働き方改革の詳しい取組を説明します!
≪三重県の働き方改革とは?≫
◆今迄の経緯内容ですが?
医療介護総合確保推進法に基づく「地域医療介護総合確保基金」を活用した独自提案事業として、三重県老人保健施設協会が平成27年度から実施。
都道府県における「先駆的な取り組み実例」として、厚生労働省主催の「介護人材確保地域戦略会議」での紹介された。
◆主な事業目的としては?
地域の元気な高齢者を「介護助手」として育成し、介護職場への就職を支援⇒介護人材の「すそ野の拡大」・「人手不足の解消」及び「介護職の専門職化」
<事業のねらい(3本の柱)を紹介します?>
◆介護人材の確保…
・(直接)介護の担い手の増加
・(間接)介護職の専門職化(若者の憧れる職業へ)
◆高齢者の就労先…
住み慣れた地域の中で、高齢者の新たな就労先を確保
◆介護予防…
働きながら介護を学び、現場を知ることが一番の「介護予防」
(要介護高齢者の増加の抑制⇒保険支出の抑制につながる)
Ⅵ:見えてきた介護現場 の 変化ですが?
≪介護現場も変化しています≫
Ⅶ:三重県の介護老人保健施設への高齢者採用をまとめてみると?
≪介護老人保健施設での取組内容は?≫
◆今後の方向として?
地域の元気な高齢者を「介護助手」として育成し、介護職場への就職を支援して高齢者の就業促進を継続して欲しい。
介護人材の「すそ野の拡大」「人材不足の解消」「介護職の専門化」等のメリットを活かして超高齢化社会に貢献して欲しい。
三重県の導入を参考に、下記にあるようにマニュアル化して、全国展開し、各地域での成功例を増やして欲しいと思います。現在取り組みを進めている行政も多くみられます。
厚生労働省の資料を参考に…
≪三重県の介護助手導入マニュアル≫
私も、実際に三重県の現場で話を聞かせて頂きましたが、詳細の内容までは伝えることはできませんが…
やり方次第では、高齢者の就業の促進になり、介護事業での人材不足解消の応援になり、介護スタッフのモチベーションUpになります。
また、高齢者にとっては早めに介護実態を知ることで健康維持活動なり事前の準備ができると思います。介護の知識が増えることは良いことと思います。
2025年問題・2040年問題を抱える私達は、現役世代のみでなく、高齢者も積極的に就業し、少しでも地域介護に貢献せねばなりません。もう、介護は身近な問題です。
【感謝】