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医療法人と福祉法人の違いは?【2-1】

Ⅰ:特別養護老人ホームは特養との呼ばれています!

≪特別養護老人ホーム特徴(介護老人福祉施設)とは?≫

 介護老人福祉施設は常時介護が必要で、在宅では生活が困難になった高齢者が入居できる施設の一つです。

 費用が安く要介護度3以上、入居一時金なし、多床と個室のユニットケアタイプがあります

◆特別養護老人ホームの特徴ですが?
公的な施設のため、
老人ホームの中では比較的安価に入居できます。看取りの対応が可能なため、終の棲家となりえる住まいです。

 ただし、地域によっては入居までに待機期間がかかる場合もあります。

◆特別養護老人ホームは2タイプですが?
「従来型」と「ユニット型」
の2つのタイプがあり、古くからある従来型は4人部屋が多く施設全体で介護を行います。

 2002年からはユニット型が制度化され、すべて個室で10人程度を1つのユニットとして少人数の介護を行っています。

◆最近は個室が重視されています!
プライバシーを尊重し
、小人数の単位で家庭的な雰囲気の中で個別ケアを充実させることを目指したものです。

 最近までは、入居待機者が多いことで有名でしたが、入居要件が2015年から要介護3以上と厳しくなり、待機者数は減少しています。

Ⅱ:特別養護老人ホームのメリット・デメリットを比べると?

≪主なメリットですが?≫


◆費用面から考えてみると?
 費用が安く、一時金はなく、所得に応じた費用の減免制度がありますのでリーズナブルな価格になります。

◆24時間介護が受けられるますか?
 介護スタッフは24時間常駐し
、必要な時に適切な介護を受けることができますので安心できます。

◆原則として終身にわたり入所できますか?
 長期入所が前提であり
、原則として終身にわたり介護を受けることができるようになっています。

◆今は、倒産のリスクが少ない施設です…
特別養護老人ホームは公的な施設で、経営は地方自治体か社会福祉法人に限られています。

 開設許可を得るに当たっては収支等の厳しい審査があり、補助金や税制面で優遇されるなど、民間企業に比べ倒産のリスクは少なくなってます。

 しかし、最近は経営が厳しい施設もあるようです。

◆国は合併及び統合を指導しています…
 最近は
、人材採用や教育、効率的な運営等で福祉法人等の他法人との連携や合併、ホールディングス化の推進をしているようです。

 大型化での効率化を目指しています。 

≪主なデメリットですが?≫


◆入居者基準を説明します!
 入居できるのが原則要介護3以上、要介護1~2でも入居できるケースがありますが、その要件は厳しく決められていますので、注意してください。


◆入居できるまで時間がかかりますか?
 待機者は一時より減少していますが、まだ地域差があり、場合によっては入居まで数年かかることがあります。

◆医療体制に限界がありますか?
 24時間の看護師配置は義務づけられていないため、施設側の体制によっては夜間のたん吸引など、医療依存度の高い方の受け入れができないことがあります。施設によっては、体制が整って対応できる施設もあります。


Ⅲ:介護老人保健施設は老健とも呼ばれています!

≪介護老人保健施設の内容を調べると?≫

◆介護保険で対応できます!
 適用される介護サービスで
、在宅への復帰を目標に心身の機能回復訓練をする施設です。

◆リハビリと介護を必要とする人が短期的に利用します!
 高齢者の自立を支援し
、家庭への復帰を目指すために、医師による医学的管理の下、看護・介護といったケアはもとより、

 作業療法士や理学療法士等によるリハビリテーション、栄養管理・食事・入浴などの日常サービスまで併せて提供する施設です。

◆利用者ひとりひとりの医療的なケアを考えています!
 目標に合わせたケアサービスを、医師をはじめとする専門スタッフが行い、夜間でも安心できる体制を整えられています。

◆介護老人保健施設ご利用いただける方は条件があります!
 介護保険法による被保険者で要介護認定を受けた方のうち、病状が安定していて入院治療の必要がない要介護度1~5の方で、リハビリテーションを必要とされる方になります。

◆介護老人保健施設の主な目的を説明します!
 常に利用者主体の質の高い介護サービスの提供を心がけ、地域に開かれた施設として、利用者のニーズにきめ細かく応える施設で、

 介護予防を含めた教育・啓発活動など幅広い活動を通じ、在宅ケア支援の拠点となる事を目指して、ご利用者・ご家族の皆様が、快適に自分らしい日常生活を送れるよう支援をしていくことになっています。

Ⅳ:次回は、廃止方向の介護療養型医療施設の内容です!


【2-2】を紹介します。

【感謝】



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