見出し画像

突然の「転倒」で始まった母の介護は?「入院前」の状態は?2/2

 高齢者が虚弱化して、介護保険サービスが必要になった場合、家族で事前にできることが多くあります。「何処で、誰に、何を、どう、」相談するかも重要です。


Ⅰ:入院前に専門の相談先との打ち合わせ?

≪病院の医療相談員・地域包括支援センターの担当者早々相談≫

 病院の1)医療相談員さんへ、現在の母の身体状況、私の環境が遠距離であり、仕事もあるので、実家に長期滞在ができない件、何かあってもすぐには帰れない等を説明して、現状を知ってもらいました。

 母はその時は元気であつたので、今回は、緊急時の連絡先(家族・近く親戚等・母の友人等)確認での対応のみで良いことになり、手術日前帰郷としました。

2)地域包括支援センターさんへ相談して、身体症状的には
、手術までの期間(1週間)、巡回等での安否確認をお願いし、緊急時での連絡先等もお互いに確認しました。

≪介護保険:要介護申請?≫

 入院に伴い、介護保険申請し、介護保険サービスを活用したいので、申請の依頼、支援をお願いしました。

 申請に必要な書類等の確認、準備もしました。(市町村への申請を依頼)加えて、退院後は早々に介護サービスを利用したいので、急いで認定を依頼しました。

 地域包括支援センターの担当者さんには、具体的に、住宅改修や介護用品の購入、デイサービスの活用等(当初は在宅での依頼)を利用したい件を説明させてもらいました。

【用語説明】
1)医療相談員(MSW)とは
:主に病院などの患者やそのご家族から、医療、医学的なこと以外の経済的な問題、療養中の心理的・社会的問題の解決調整援助や退院援助、社会復帰援助なでの相談業務をする専門職です。

2)地域包括支援センターとは:地域の高齢者を支える為、介護予防ケアマネジメント、総合的、包括的・継続的ケアマネジメント、権利擁護の4つの業務を行っています。介護、医療、保険、福祉などの総合相談窓口です。だいたい、中学校区に1つはあるので、皆さんの住まいの近くにもあると思います。

Ⅱ:元気なうちから地域包括支援センターとの連携が大切?

≪日頃からの地域連携で助かりました≫

 なぜ、簡単に地域包括支援センターとの連携ができたのか、それは、介護保険のことは詳しく知っていたからです。

 母が元気なうちから、地域で連携できる先の地域包括支援センターに以前より訪れて、高齢者の単身世帯である母の件(眼の障害がある等)を相談していたからです。

 具体的な相談内容は、以前に、一人暮らしの件、家族が遠距離に住んでいる件、母の身体状況(片目が見えてない、膝が悪い等)を事前に説明していましたので、

 今回の件も相談にいくと、センターの職員さんと生活環境・身体症状の共有化が簡単にできました。

 以前から相談していたので、地域巡回等で気を付けて頂いていたようで、母のことは日頃からよく知って頂いていました。

 相談に行くと、早々に巡回対応の了承を得られました。連携が早期にできて助かりました。

※遠距離家族にとっては、地域での親の生活不安を少しでも解消するためには、地域包括ケ支援センターとの連携を事前にしておくことが大切と思います。

Ⅲ:【提案】遠距離介護は地域との連携を事前にするべきです!

≪遠距離介護は事前準備が必要です?≫
「遠距離家族対応」

※まずは、地域との連携が重要です。親と離れている方は、早々に地域包括支援センターへ相談してみてください。いろいろ教えてくれます。悩むまえに、相談してみてください。

【感謝】

いいなと思ったら応援しよう!