選挙は本当に祭りだった!!《準備編 part.2》|あわら市議会議員選挙2021
40歳新人で立候補し、トップ当選を果たした三上ひろあき氏。
彼とその仲間たちと共に進めた、今回の選挙への取り組みについて綴る第二幕。前回「準備編 part.1」では、はじまり、コンセプト、Awara Amazing Action の立ち上げ、そしてWebで情報発信について書いた。
繰り返しになるが、そもそも当選がゴールではない。「生涯住みたい、あわらをつくる」こと。それが、この取り組みの達成すべきゴール。そのために必要なのは、市政に対して市民の意識が向き、そこに参加しようという意志が芽生えること。見えにくいものに興味は湧きにくい。だからこそ、あわらについて、議会について、候補者について、もっとわかりやすく知る方法が必要。そこに向けて動いていくが...
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選挙は本当に祭りだった!!《準備編 part.1》|あわら市議会議員選挙2021
候補者比較サイト
選挙を盛り上げるには、候補者に関する情報が少なすぎる。前回4年前の選挙公報をみたが、小さな文字が敷き詰められているだけで、正直読む気になれない。読んでみても正直よくわからない。その一つの要因は、やはりプレイヤー自身のことをよく知らないからだと感じた。綴られた言葉、そしてそれを成し得そうな人物なのか、この二つがセットにならないと判断は難しい。
そこで Awara Amazing Action は、今回の候補者に独自に聞きたい内容をアンケートとして協力依頼をだした。集まった後の利便性を考え、当初はWeb上でのアンケートを考えていたが、年代的に難しく感じてしまう人も多いのではということで郵送で紙のアンケートとした。返信用封筒も同封した。
候補者アンケートの結果は、下記の候補者比較サイトを参照してほしい。(ページ中程)
https://fun-election.club/awara2021/top.html
候補者18名に送付したが、回答があったのはわずか2名。
https://fun-election.club/awara2021/answer.html
正直これでは比較にならない。
急遽、あわら市について、議会についての現状のデータを調べ、そもそも今のあわらについて知ってもらうためのコンテンツを用意することとした。加えて、市内外の在住を問わず、あわらに関する意見を吸い上げるためのアンケートも用意。リアルな問題や課題を見える化し、各候補者の考えが、現実の問題にマッチしているのかどうか判断できる材料になれば。
この時点で、すでに公示日前日。
期日前投票もあることを考えると、とにかく早く仕上げて公開しなければならない。そう、もう準備段階で、祭りは始まっていた。
こだわり抜いたポスター&ノボリ|デザインの力
実際の掲示板の画像に前回の候補者ポスター画像をはめて、何パターンも見比べて検討した。単体ではとてもキレイに仕上がってみえたデザインも、他と並べてみると極太ゴシック体の候補者名のポスターに埋もれてしまう。結果、ブルーとピンクのストライプの背景に、写真はモノクロで印象に残るものを採用。QRコードが入った選挙ポスターというのも、この辺りでは目新しい。ノボリも一色だけのものが多い中、ポスター背景のイメージと合わせたストライプに。
なぜ、ブルーとピンクなのか。そこにもちゃんとした理由がある。
幼少期の三上氏。母校から見上げたあわらの空。とにかく鮮やかな"青"が印象的だったといいます。それもあり、あわらの印象は鮮やかなブルーなのだそうだ。さらに、今回の選挙、他のどの候補者よりも熱い想いで望み、その熱い想いの温度感までも伝えていく必要があると感じていた。そんなパッションを表現する色としてブルーにも映えるピンクを選択した。
すべてのことにおいて自分の言葉で語ることができる。
こだわりの裏側にはデザインと対になる想いと考えがしっかりと込められている。
※余談にはなるが、今回のあわら市議選の候補者ポスターの解説をしてくれている人を発見したので紹介しておく
https://www.youtube.com/watch?v=06uDKemR1Go
動画戦略
公示日に合わせて、三上氏自身の言葉で想いを伝える動画が公開予定になっていた。実はこの動画、準備期間中の出会いがきっかけで制作されることになったものである。想いに賛同してくれたレベルの高いクリエイター。短い期間で仕上げてくれたにもかかわらず、出来上がった動画を見たメンバーたちの心は踊った。早く公開したい。
日々アップデートをかけながら準備をすすめるメンバーたち。一方で、地域の人たちをはじめとして、様々な人たちと出会い、会話をすすめる三上氏。今はVUCAの時代。さまざまなきっかけで、状況は目まぐるしく変わっていく。これらに対応できるスピード感が、今の時代には求められている。そして、この激流が選挙期間にはいり、さらに加速していくこととなる。
いよいよ公示。いざ勝負の選挙期間へ。(続く)