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私の矯正歴
こんにちは、初めまして。
医療法人光歯会 森歯科クリニックの歯科衛生士 吉岡です。
この度、インビザラインマウスピース矯正の体験記をnoteで記録していくことになりました。
ワイヤー矯正からマウスピース矯正が広く知られるようになり興味を持っていらっしゃる患者さんも多いのではないでしょうか。
私は
・拡大装置を使用する床矯正
・ブラケットを使用するワイヤー矯正
どちらの経験もあり、今回のマウスピース矯正で3種類目となります。
この3つ全てを経験していることもめずらしいですし、さらに歯科衛生士という専門職という立場から3つの比較や利点等を記録できればと思っています。
まず、なぜ3種類もすることになったかの経緯をお話しします。
私は現在、歯科衛生士歴10年の30代ママ歯科衛生士です。
最初の矯正は新卒で入社してすぐに始めました。
元々ウサギのように上の前歯2本だけが前に出ている歯並びをしていました。
下の歯も前から5番目の歯が内側に入っている状態でした。
本来なら前から4番目の歯を抜いてワイヤー矯正するのが10年前の歯科医療であればスタンダードだったと思います。
しかし、私の骨格では前から4番目の歯を抜いてしまうことで口元が落ち込み、ほうれい線が目立ちやすくなるのではないかと担当医の診断がありました。
そのため、4番目の歯を抜くのではなく拡大装置という器具を使用し、顎を少しずつ広げて歯を並べるスペースを作る方法で進めることになりました。
この拡大装置の適応は子ども(特に小学校低学年)が適応となることが多く、成人での使用はめずらしいパターンでした。
拡大装置を使用しスペースができたタイミングで歯を綺麗に並べるために、ワイヤー矯正(ブラケット)をスタートしました。
このワイヤー矯正を始めたのは拡大装置開始後1年ほど経ってからだったと思います。
ワイヤーで歯を並べていた期間が半年、その後半年の保定期間を終了し、ブラケットを外しました。
その後は寝るときだけつける取り外し可能な保定装置になりました。
その後、3年ほどはサボらず毎日装着していました。
3年を過ぎたあたりからだんだん3日に一回、1週間に1回などとサボるようになりました。
それでも1週間ぶりに入れても少し違和感はあっても入るので自己判断ながら大丈夫だろうと思っていました。
しかし、その2年後の28歳のとき私は第一子を妊娠しました。
妊娠初期の悪阻がひどく、3ヶ月ほどは保定装置を入れることができませんでした。
3ヶ月後に入れてみると、なんとか入るものの痛い。
矯正を終了した場合でも私は舌癖といって舌で前歯を押す癖が残っていたこともあり、保定装置を付けていなかった間に後戻りをしていたのです。
痛みに耐えて入れる日々が続いていたのですが、妊娠後期になり後期悪阻でまた保定装置を入れられない日々が続きました。
そうしている間に臨月を迎え、出産、育児に追われる日々で保定装置のことはすっかり忘れていました。
初めての妊娠出産の慌ただしい毎日。
自分自身の歯磨きで精一杯な日々。
子どもが1歳を迎え仕事復帰した頃には歯並びの後戻りが見られました。
私のように妊娠出産で矯正した歯が後戻りしてしまった方も多いのではないのでしょうか。
仕方ないな、でもせっかく治したのにもったいなかったな。
そう思っていたとき、勤務先の森歯科クリニックでインビザライン矯正(マウスピース)が始まることになりました。
院長の勧めもあり人生3度目、最後の矯正がスタートしたのです。
今日はここまで。
では、また。