BOOK REVIEW vol.003 世界でいちばん透きとおった物語
もっと自分の知らない世界が見たい
年間100冊のブックレビューを書くという機会をいただき、一番初めに思ったのは「え!?どうしよう〜!」だった(それは今も変わらず…笑)。けれど、せっかくいただいた貴重な機会(星からの課題)です。ぐるぐると渦巻く不安はひとまず横に置き「とにかくやるしかない」の一択で、先日、えいやとスタートしました。
プラスに考えると、100冊もの本が読める!という幸せがあります。本から多くの知識を得られるってとても幸せ。そしてそれをブックレビューという形でアウトプットができる。最近は、色々なことを言い訳にして、読む冊数がずいぶんと減っていましたが、この機会にどんどん読んでいきたい!そう思っています。
それは、自分の本棚にはないジャンルの本も含めて。今後は、さまざまな方がご紹介されているオススメ本も積極的に読んでみたくなりました。
100冊の本を読むことで、
“100通りの世界”を味わえるのだとしたら・・・。
自分の趣味嗜好の枠を飛び越えて、もっと知らない世界を見てみたい!
今回、ご紹介する本を読み終え、あらためてそう思いました。
『世界でいちばん透きとおった物語』を読んで
新潮文庫 杉井光著
『世界でいちばん透きとおった物語』
先日「次の本はどれにしよう?」と考えていた矢先のこと。
加茂谷真紀さんのブログで『世界でいちばん透きとおった物語』の存在を知りました。真紀さんの熱いレビューに「おもしろそう!」と早速ポチらせていただき、あっという間に読了。
本当についさっき読み終わったばかり。
その余韻を感じながら、今レビューを書いています。
真紀さんのブログはこちら↓
読み終えた直後、
今の感想は、とにかく“衝撃”です。
(もちろん良い意味で!)
自称“本を読むのが遅い私”ですが、
今回は続きが気になって、
空いた時間を見つけては、最優先で読みました。
物語の中に入り込み、
夢中で読めてしまうほど良かった。
久しぶりにそんな本と出会えたかもしれません。
帯には“ネタバレ厳禁”の文字。
これは本当にその通りです。
なので、あまり詳しくは書けません。
私も前知識ゼロで最後まで読みましたが、
そのおかげで得られた驚きと感動がありました。
途中、“ある仕掛け”に気づいた時の衝撃たるや(!)
そして、ラストにはじんわりと涙が…
でも悲しいわけじゃない。
胸の奥がとてもあたたかい。
読み終えた時、
思わず「はぁ〜」と
感嘆のため息がこぼれました。
この驚きと感動を
多くの方にも体感してほしい!
詳しく書けないのが残念ですが、
ぜひとも読んでいただきたい一冊。
今このタイミングで
こんなに素晴らしい本が読めて、
この物語の世界を味わえたことが、
本当に幸せです。
ありがとうございました!