「ロゼットにかける想い」を制作者にインタビュー
2020.4.2追記
⚠️エイプリルフール企画の記事です。本気と妄想が多分に含まれています。
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Mori Rosette初となるアプリが、20020年4月1日にリリースされた。
そこで、アプリにまつわる想いや、気になる今後の展開についてお話を伺いました。
ーそもそもロゼットとは?
きちんとした定義は割愛しますが、ここでは缶バッジを装飾する為のアクセサリーを指します。簡単な形であれば自作する方も多く、その界隈では広く親しまれているファン活動の一種ですね。
ーMori Rosetteはどのように展開されているのですか?
話が少し逸れるのですが、わたしはグッズの多々買いをしないんです。
ロゼットは痛バ(*)につけるケースが多いのですが、グッズをたくさん持っていないのでそもそも痛バを持ってない。
*痛バ(痛バッグの略)
狂おしいほどの愛(同じグッズをいかにたくさん揃えるか)をつめこんだ戦闘武装の鞄。敵はいない。けれどひとは愛のために武装する。かもしれない。
ー持っていないのに作っているんですか?
ひとによっては気分を害されるかも。そこはごめんなさい。
でも作ろうと思った出発点が違うからこそ、痛バありきではなく純粋に1つの缶バッジを自分好みに極めたいっていうキモチは強いです。
普段使いしている鞄に、スカーフを巻いたり、バッグチャームをつけたりして自分好みにアレンジすることってできますよね。
そういったおしゃれと同じように、お気に入りの缶バッジをファッションに取り入れられる形があってもいいんじゃないかな、と。
そんな想いで、デザインやカラーにこだわって制作しています。
ーなるほど。
では、今回のアプリはどのような経緯で生まれたのですか?
もともと作品制作の上で、色展開についてかなりウェイトを置いているんです。
ロゼットに限らずファン活動にでは、みんなそれぞれ好きな人にあわせたいカラーがあります。
公式が用意している指定カラーのほかに、ユニットカラーや衣装のカラーなど選ぶ基準はさまざま。
そうなると「今回はこのデザインで3色展開です」では足りなかったりする。
じゃあ、何色なら足りるのかって言うと正直わたしもわからない。
ー確かに。
最近は1つのコンテンツのキャラ数が多く、カラーの指定もどんどん細かくなってますからね。
そうなんです。
ざっくりと、赤、青、黄…みたいなかんじで大分類をしてもそれなりのカラー数になるのに、実際はそこから更に色のトーンが細かく分類されていて。
でもそれとは別に、ファッションアイテムとして取り入れる場合のカラーも大切にしたくて。
ーと言うと?
例えば普段洋服を買う時に、ピンクが好き!と言ってもピンクならなんでもいいわけじゃないと思うんですよね。
ビビッドなピンクに、桜のような淡いピンク、アンティークテイストの落ちついたピンク…。好きな色と言っても無意識に似た傾向のものを選んでいたりしませんか?
ー確かに。気がつけばワードローブが似た色ばかりっていうのはあるあるですね。
そんなとき、ピンクはこのカラーしかありません!以上!みたいなのはちょっと違うな、と感じていて。
選ぶ基準はみんなそれぞれ自由に、けれどいろんな想いにあわせてカラー選びを楽しめたら、というところから今回のアプリへと繋がります。
ー具体的にはどんなことができるのですか?
メインはセミオーダーのシミュレーションですね。
Mori Rosetteでは、複数のカラーを組み合わせられることを前提にしたデザイン展開をしているのですが、そうなるとどの組み合わせをどう配置したら良いのかが想像しずらいという弊害もあって。
ー確かに、一から頭の中でだけで想像するのは難しそう。
そうなんです。
そのため、一部デザインはオーダー前に仕上がりのイメージ図をご用意しています。
そこから相談を進めて、最終的なカラー指定が決まる流れです。
けれど、こちらに問い合わせをしないと見れないっていうのが、結構敷居が高いかな、と思っていて。
ーアプリなら、あれこれ試してからオーダーできるということですね。
アプリ上では、セミオーダーでご用意している50色以上のカラーの全てを試せます。
単色で見るとあまり個性のなさそうなカラーも、差し色としてほんの少し加えるとがらっと印象が変わったりもするので、ぜひ自分だけの特別な組み合わせを見つけてもらえたら嬉しいです。
更に今回は、撮影した画像の色にあわせて、いろいろな組み合わせが自動で作成できる機能も加えました。
ーカメラで撮るだけで自動で選んでくれるのですか?
はい。撮影した写真に使われているカラーを元に、いくつものパターンが自動生成されます。
そこから選んでオーダーしたり、更に一部アレンジを加えたりすることで、もっと色選びを楽しんでもらえたらと思って。
ーアプリを使えば、コーデする楽しさがもっと広がるということですね。
そうなってもらえたら嬉しいです。
おしゃれって、楽しめてこそだと思うので。
大好きなひとを想ってカラーを選ぶところから、手元のグッズや鞄とコーディネイトするまで、全部ひっくるめてワクワクできるのが理想です。
ー最後に、今後の展開について教えてください。
昨年からはロゼットに加えてバッグチャームも制作しているのですが、とても好評なので、ロゼットと合わせて楽しめるアイテムを増やしていこうと思っています。
お揃いの雰囲気だけど、単体でもデイリー使いができる、そんなアイテムを製作中です。
楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。
本日は、お付き合いいただきありがとうございました!
■編集後記
3月某日に三重県にある自宅で、制作にまつわる話しやプライベートなどを交えて、半日かけて行ったロングインタビューの一部分を抜粋して掲載しています。
4/1 ツイートまとめ。