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飛蚊症!?青い稲妻の後はゴミだらけ

それは突然だった。

青い稲妻が目の前を走っていく。
驚いて瞬きをすると、また稲妻が走る。

朝、鼻歌交じりに掃除機をかけていた私に突然襲った青い稲妻。

訳もわからずまた瞬きを繰り返す、すると、

突然、墨汁を垂らしたように黒いモヤが現れた。
変な明るさを背景にした黒いモヤはユラユラと目の前を漂っていく。

突然現れた黒いモヤと同じくらい不安が過ぎった。
慌てて、また瞬きをする。

そうするうちに、段々と変に明るい背景は消えて、黒いモヤだけが漂っていく。

訳は分からないが、直感はした。
「ヤバいな」

とりあえず、それ以外何も起こらなかった。

黒いモヤだけが残った。

とりあえず、次の日朝一番で眼科へ行った。

眼圧やら、視力やら、ひと通りの検査を終えると、瞳孔を開くための目薬を両眼に点眼される。

20分くらいでまたお呼びしますね!

そう言われて待合室のソファーでスマホを見ていると、見えない。。。

目薬の影響で見えにくくなるって言われたんだった。

元々かなりの近眼だから少々見づらいのには慣れているけど、20分をスマホなしで過ごす現実に文明の利器に慣れ切った私は若干塞いだ。

商業施設に入っている眼科なので待合室を離れてフロアをウロウロすべく出ていったが、ボヤけて見えづらいと歩き回る気持ちも失せてしまう。
結局、トイレに行って大人しく待合室でぼんやり白昼夢に浸っていた。

ようやく名前を呼ばれて診察してもらった結果、網膜剥離や網膜裂孔までは至っていない、と「飛蚊症」と書いてある冊子を渡された。

先生曰く、
目の前にゴミがフワフワしてて見るのに邪魔だと思うけど、気にしすぎると鬱になるからね、気にしすぎず付き合っていってね。
この症状には目薬も飲み薬もないから、気長に付き合うことが大事なの。

何と!!気にしすぎると鬱になる!?
薬がない!?

そうか、
視力に問題ないけどゴミだらけで見え方に少々問題がある状態。
気にするなとは言えないけど、気にしすぎると不安が増幅したり目の前のゴミたちにイラだったりするだろうね。

わかりました。
上手にお付き合いしていきます。

治らないということがわかった状況を飲み込んで先生に返事した。

その後、一週間、二週間と間隔を空けて二度経過観察を受け、診察は終了。

優しい先生は 、

また、青く光ったりゴミが増えたり見え方がおかしいなって思ったら、すぐに来てね。
年齢とともに近視が強い人は罹りやすいからね。

と、再発することを予言して私を診察室から送り出してくれた。

とりあえず、最終診察から一週間経過し、ゴミだらけで見づらい左眼との上手な付き合い方を模索中の私。
気にしすぎず付き合って行きます!



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