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~好みのタイプ編~ no.6

★毎週、月・水・金曜日は多肉エッセイをお届け♪

最初は嫌いでも好きになること、あるんです。こんにちは!もりりんです♪

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↑本日の多肉イラスト”若緑”(クラッスラ属・ベンケイソウ科)

全くぷりぷりはしておらず、細長く枝分かれした立ち姿。

葉が細かく鱗(うろこ)の様で、、、

(葉の一枚一枚はすごく小っちゃいけど、厚みがあります)

そう、私が初対面の時、「えっ・・・これ多肉!?」と、

思わず疑ってしまった子です。

細かく小さな葉が幾重にも規則正しく生えて

上に伸びていくタイプの多肉さん。

よく見ると葉先が尖(とが)っていて痛そうなのですが、

その見た目とは全く異なり、

やんわらかいのよぉお~!ふにゃっ!って、ポキッって(あっ)。。。悲劇。

二段階の驚きでした。(ポキッを含めると三段階)

「強面(こわもて)のおじさんが、実はめちゃ優しかった」

くらいのイイショックよ。(・・・??)

ギャップ萌えとはまさにこの事ですね。

そして、その名前の通り”若緑”色。

真の緑色とはこの子のことよ。(何、この変わり様)


▲前回のnoteです♪


若緑くん始め、タイプではなかった多肉植物との出会いは

私にとって沢山の学びを与えてくれました。

全く好みのタイプじゃなかったはずの若緑くん。

それが上記している様に

ベタ褒めするほどになってしまったのですから。


何故、「好きじゃない」から「好き」になったのかーーーーー

考えられる要因はいくつかあります。

ひとつは、

「ずっと成長を見続けた」

ということではないかと思います。


多肉ベイビー達は、私がお世話しなければ

枯れてお星様になってしまいます。

苦手であっても、必然的に関わることを余儀なくされた状態。

植物は人間と違い、喋りませんし、感情を表すことはありません。

(いや、あるのよ!これが!これに関しては別編で記事にしていく予定です)

なので、私は多肉さん達に意地悪できますが、

多肉さん達から意地悪はされないので、

ずっと一緒にいても、職場や組織などの人間関係の様に

悩む事はありません。(ここが大事なんよ)


日光浴をさせて、気付いた時にお水をあげる。

その単純な日々の繰り返し。

私はその当時、実家の自身の部屋の窓際で多肉を育てておりました。

南向きでしたので、日当たり抜群です。

多肉さん達にとっては最適な環境だったのでしょう。

皆、本当によく育ってくれました。

10種類の赤ちゃん多肉達を育てていて分かったのは、

皆、成長のスピードが違うということです。

「え、そんなの当たり前じゃない?」と思われるかもしれませんが、

皆、同じくらいの大きさで、同じ場所で同じ育て方をしているのに、

段々と成長に差が出始めるのを目の当たりにすると

とても不思議な感覚を覚えます。

『この子は大きくなるの早いなぁ』

『こっちの子は全然変わらないなぁ・・・大丈夫かなぁ・・・』

と、様々な感情が湧いてきます。

そこは人間の子供と同じかもしれないですね。


私が多肉ベイビー達を育てていて感じたことは、

多肉植物は他の植物と比べて、全体的に成長がゆっくりである

ということでした。

勿論、速い子もいます。

成長速度の速さで言えば、

それこそ若緑くんは高速の代表格ではないでしょうか。

他の多肉さんと比べると若緑は成長がとても速く、

暑さ・寒さにも強い上に、群生しやすい超初心者向けの

多肉さんと言えると思います。

なんたってこの”ズボラ関西代表の私”が育てられるんやから。(ほうほう)


毎日、その成長を見続けていく内に

好みじゃなかったタイプの多肉さん達にも情が湧いてきたもりりん。

「好きじゃない」から「好きになった」要因、もうひとつは、

「大切に育ててきた成果が、目に見えてきたことが、

自分に自信を与えてくれた」

ということではないかと思います。

そう、植物は話せないからコミュニケーションは

いつも一方通行だけれど、、、

動物と同じで、植物もその姿を以て沢山の事を

教えてくれているのだと思います。

お世話の対価に、成長の姿で返してくれる植物達。

お世話した分だけ、いやそれ以上に・・・

ちゃんと応えてくれる植物達。(グレたりしません)

自分が多肉ベイビー達を育てていたつもりが

逆に人として成長させてくれていたーーー

その事に気が付いた時、大きな感動を覚えました。

こりゃあ・・・

好きになるわっ!多肉さん!!


次回、~好みのタイプ編~最終回へ

つづく!!



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