バルベルデのアンカーと4-3-3

CLのリーグフェーズ第8節は全試合一斉開催で行われた。

マドリ―はブレストと戦い、3-0で勝利したが、上位チームの結果、
決勝トーナメントへのストレートインはできなかった。

昨日の抽選結果、マンチェスターシティとの対戦が決まり、
4シーズン連続の対戦となった。

今シーズンのシティは調子がよくないことに加え、天敵であったウォーカーがいない(ミランへレンタル移籍)ため、マドリ―に分があると考えるが、
シティの選手もこの試合への意気込みがあると思う。

全世界が注目する試合であるため、個人的にも楽しみであるし、
面白い試合を期待している。



話は変わるが、ブレスト戦を観て感じたことがある。
それは、バルベルデのアンカーとしてのパフォーマンスだ。

今シーズンは何回かバルベルデのアンカー起用があるが、
この試合でも素晴らしかった。

アンカーとしてのバルベルデの良さ今後の4-3-3について書いていく。



バルベルデの良さ

バルベルデの良さについては攻撃と守備に分けて書いていく。

守備について

特に素晴らしかったのはカバーである。
ブレスト戦でのバルベルデの守備はカゼミーロのようで素晴らしかった

SBがプレスをかけるためにポジションを空けた時は、
そのポジションを埋める動きをして、サポートをしていた。

相手のクロスに対しては、CBのサポートをするために、
CBの前にポジションを取りクリアをしていた。

危険なエリアを理解しているため、素早い動きでサポートし、
カバーができている。
序盤に多くシュートを打たれたが、安定した守備ができたのは彼のおかげである。

また、ブレストは前線にフィジカルが強い選手がいるため、ロングボール
から攻撃することが多く、モドリッチとベリンガムが前からプレスをかけて
制限をかけていた。

そのため、バルベルデの前のスペースが空くが、
無理に人につくことはなく、適切なポジショニングで対応をしていた。


攻撃について

攻撃については、彼の走力と持ち運ぶ能力である。

この試合でも見せていたが、サイドにボールがある時に、
中央でのスペースを見つけ、走り込みサポートができるのが彼の特徴。

また、ボールの運び出しからプレス回避をし、
チャンスメイクができるのも特徴である。

上記の説明は、ザルツブルク戦、ヴィニシウスの2点目のアシストシーンを観てもらうと分かりやすい。
このシーンはバルベルデの良さが詰まっている


スペースを見つけ飛び出すことができ、ドリブルで相手をかわし、
チャンスメイクができる器用な選手である

そのため、WGやSBでも起用されるが、
個人的にはインサイドハーフが一番得意なポジションであると思う。

アンカーは難しい役割であるが、バルベルデであれば難なく
こなしてしまう

これまではチュアメニやカマヴィンガがアンカーを務めており、
今シーズンはダブルボランチが主流であったが、
バルベルデのアンカー起用について、今後は増えるのではと考える


今後の4-3-3

ブレスト戦でもう1つ気になった。
それはモドリッチのポジションである


モドリッチの立ち位置

これまではクロースが左サイドにいたことで
モドリッチは右サイドでの起用が多かった。

ベリンガムが左サイドでのプレーが好きなため、右サイドでのプレーが多いが、モドリッチとベリンガムの位置を逆にしてもいいのではと思う。

その理由は、ザルツブルク戦、ヴィニシウスの一点目にある。
このシーンは、モドリッチのスルーパスから得点が生まれた。

昨シーズンまでは、クロースがこのようなスルーパスを出していた。
クロースからのスルーパスをヴィニシウスが受け、得点という形が
多かった。

今シーズンはエンバぺが加入したことで左サイドに流れてプレーする選手が多くなる。そのため、左サイドでの攻撃がメインとなる。

彼らのスピードを活かすためにもモドリッチのスルーパスが必要になるのではと考える。

また、右サイドにベリンガムがいることで、
左サイドからの攻撃に対して、中央でクロスを合わせることができる。



今後、重要な試合が多くなり、中盤の選手起用が重要になる。

・試合を落ち着かせ、攻撃を重視するのであれば、モドリッチ
・ビルドアップの安定と、トランジションを強調したいのであれば、
 セバージョス
・中盤での強度と走力を補いたいのであれば、カマヴィンガ

この3人をどのように使うのか注目である。

いいなと思ったら応援しよう!

モリリン
記事をお読みいただきありがとうございます! よろしければチップをお願いいたします。