CLと過密日程(ケガ)について
シーズンが始まり、約2か月が経過した。
各リーグは7試合程消化し、CLは早くも2試合が終了した。
また、この2か月で多くの怪我人が出た。
その中には今シーズンの復帰が難しい選手も多くいる。
シーズンを通してベストメンバーで戦うことは難しいが、戦力を補強して楽しみにしていたファン・サポーターにとっては怪我で出られない選手がいると残念な気持ちになってしまう。
CLについて
2節の試合結果
2節の結果を見ると、マンチェスター・シティやユベントスがアウェイでも勝利を挙げている一方、1節終了時点では首位であったバイエルンや私が応援しているマドリ―はアウェイで敗戦している。
ビッククラブと言われているチームであっても、アウェイでの戦いは難しいものがあり、苦戦をすることや勝ち点を積み重ねることができないことが起きる。
1節では5チーム、2節では6チームがアウェイチームが勝利を挙げている。
対してホームチームの勝利は、1節では10チーム、2節では9チームである。
引き分けは1節では3チーム、2節では3チームとなっている。
対戦相手との相性などもあるが、ホームで勝利を挙げているチームは多い。
そのため、決勝トーナメントにストレートインするのであれば、ホームゲームでの勝利は必須となる。
順位は得失点も影響しているため、1節でも2節でも大差をつけて勝利をしているチームが多い。また、ビッククラブを中心として得点を取り、勝利を挙げることを意識しているため、引き分けの試合が少ないと考えられる。
順位表(2節終了時点)
順位表を見ると、上位チームはあまり変わらないが、8位から24位まで順位が一気に変わった。
負けがない14位までのチームを見ると、過密日程に慣れているプレミアのチームがすべて入っており、流石の結果である。
また、下位のチームを見ると、CLにあまり出場したことがないチームが多く、CLの戦いに苦戦していると考えられる。
まだ2節が終了しただけであるため、このチームがストレートインできるとは言い切れない。しかし、上位チームは確実に得失点を稼いでいるため、やはり、大量得点は重要となる。
ベンさんがCLのシミュレーションをして出した結果で考えると、2敗まではできるが、確実に勝ち点を積み重ねなければいけない。
過密日程について
怪我について
CLの試合数が増えた影響もあり、怪我人が増えている。
これまでのCLでは、グループステージである程度勝ち点を獲得すればメンバーを落とすことができた。しかし、リーグフェイズでは、勝ち点と得点を取らなければいけないため、メンバーを落とすことができない。
そのため、チームの要となる選手はリーグ戦とCLで出続けることとなり、怪我をしてしまう。
先日、レアル・マドリ―のカルバハルが右膝の前十字靭帯を含む複数を負傷した。受傷機転を見ると、偶発的に起きた事故ではある。
カルバハルは昨シーズンから試合に出続けており、クラブとしてはCLの決勝まで戦い、ユーロも決勝まで戦い続けた。そのため、休暇日があまり取れず、疲労は回復していないと思われる。疲労がなければ、その前のプレーの選択を正しく行い、怪我を防ぐことができたのではないかと考える。
昨シーズンから食事を変えて怪我をしない体づくりをしていたカルバハルだからこそ、この怪我は非常に残念である。
FIFAなどの協会としては、偶発的な怪我であり、予防ができなかったと主張する可能性はあるが、疲労があることで正しい選択ができなくなり、怪我に繋がると思う。
ロドリ、テア・シュテーゲン、カルバハルと各チームの主力選手が前十字靭帯を負傷している。必ずしも、過密日程の影響とは言えないが、多くの場合は疲労による怪我のため、過密日程の影響は出ていると思う。
疲労による試合への影響
また、過密日程により、試合がつまらなくなっている。
怪我によりメンバーが揃わないことや疲労によりコンディションが整わない選手がいるため、その場しのぎで試合を行っていることが多くなってしまった。
これまではスピーディーな試合や戦術的な駆け引きなど、面白い試合が多くあったが、今シーズンは、ただ試合を行っている試合もあり、つまらなくなっている。
また、休みがないため、コンディションが整わない選手がコンディションを戻して良いパフォーマンスを見せることが少なく、選手がロボットのように働いている。
加えて、試合を観戦している人も、ただ試合を観ているだけになっている。
次から次へと試合があるため、応援しているチームを観てはまた次の試合を観るといったことを繰り返しているため、お腹いっぱいな人も多いと思う。
また、私はマドリ―を応援しているが、CLではその他の試合を観たいと思っている。しかし、試合が多いため、試合を観ることができない。
そのため、サッカーを観戦している人が、サッカーを見なくなる可能性もある。
観戦者のためにも試合数は年間50試合程度にするべきである。