3バックとベリンガムの立ち位置

CLMatchday3が行われ、マドリ―はドルトムント相手に2点を奪われるが、後半5得点し、勝利を挙げた。

ベルナベウでマドリ―を本気にさせると怖いし、強いことを改めて教えてくれた。
昨シーズンのバイエルンや今回のドルトムントは守備固めをして敗戦した。対して、マンチェスター・シティは攻め続けてマドリ―を苦しめたため、守りを固めるのではなく、攻撃を継続する大切さを知ることができた。


セルタ戦では3バックを試し、セルタ戦とドルトムント戦の両方ではベリンガムを右サイドに置いたシステムを採用した。
3バックについては機能していなかったが、ベリンガムの新しい配置については良い印象を持った。



3バック

アンチェロッティ監督も3バックはうまくいかなかったと言っている通り、3バックは機能しなかった。今シーズンはクリンシートが少なく、守備が安定しないため、3バックにして守備を安定させたかったと思う。

セルタの狙いは、CBとCBの間やCBとSBの間のスペースである。
この攻撃に対して、うまく対応ができなかった。

セルタの狙い

慣れない3バックであったため、守備時の距離感やカバーなどがうまくいかず、間を割られることが多かった。また、チュアメニはインターセプトやボールホルダーに対してはボールを奪うことができるが、カバーをするのが苦手である。そのため、背後を取られることが多かった。

また、失点シーンのようにサイドでワンツーなどをされるとCBが連れ出されてしまい、陣形が崩れてしまう。慣れないシステムであったため、うまくいかなかった。

しかし、攻撃時は後ろ3枚にするメリットはあると思う。
昨シーズンまでクロースがビルドアップ時に後ろ3枚でボールを回していた。また、昨シーズン、チュアメニがCBで出場した時の配給が良かった

チュアメニは、ピボーテの位置からビルドアップを行うよりも、1つ下がったCBの位置でビルドアップをした方が良いため、今後もチュアメニを下げた3枚でビルドアップを行った方がよいと思う。


ベリンガムの立ち位置

セルタ戦とドルトムント戦では、ベリンガムは右からのスタートであった。
昨シーズンから左サイドからのスタートが多かったが、今シーズンはエンバぺの加入もあり、左サイドが混雑するということで右サイドからのスタートとなった。個人的にはこのポジションは好感を持った

ベリンガムの特徴の1つとして、裏への動き出しがある。昨シーズンは、その動き出しから得点を量産した。

ベリンガムを右に置くことで、背後への飛び出しを増やすことができる

ベリンガムとロドリゴのダイアゴナル

ドルトムント戦、前半の決定機であるベリンガムのヘディングシュートと、ロドリゴとベリンガムのシュートは斜めの動きから作った決定機であった。

斜めの動きは、DFからすると難しい対応である。そのため、DFは彼らの動きについていくことができず、決定機を作ることができた。

上図のような形を継続すれば、ベリンガムは昨シーズンのように得点を取ることができる。そのためには、彼を右に置きたい。しかし、ベリンガムを右に置くと左サイドの守備強度が落ち、狙われてしまう。攻撃を重視するのか、守備を重視するのかで彼の立ち位置は変わる。

また、右サイドでは単独突破ができる選手が少ないため、4-3-3で右サイドに3枚を置き、連携から右サイドを突破するといった昨シーズンと同じような攻撃をした方が、チャンスを作ることができる。



ドルトムント戦での戦いが今後の基本的な戦い方になると思う。そのため、エンバぺはなるべく中央にいて、相手に脅威を与えながら得点を量産して欲しい。そのためには、狭いスペースでもパスが出せるモドリッチが重要になる。他の選手もモドリッチのようにスルーパスが出せるようになってほしい。

また、サッカーはPA内に人数をかけることができれば、チャンスを作ることができる。セルタ戦のように、3バックであると、3CBとピボーテの2人が低い位置におり、PAにいる選手が少なかった。しかし、ドルトムント戦ではSBもPAに入り、PA内の人数を増やして攻撃したため、得点を取ることができた。人数を増やすことの重要性がわかる。



週末にはエル・クラシコがある。バルセロナもバイエルン相手に4-1で勝利を収めた。また、マドリ―もバルサもブラジル人がハットトリックを決めた。

お互いに良い状態で迎えるエル・クラシコであるため、非常に楽しみである。

クルトワとロドリゴが怪我でいなく、不安があるが、マドリ―が勝利をする。

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モリリン
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