明治安田J2リーグ 第1節 ロアッソ熊本VS清水エスパルス 2024.2.25

皆さん初めまして、モリリンと申します。

ここでは、清水エスパルスとレアル・マドリ―の試合を中心に、戦術ボードを使用して気になったシーンなどを解説します。一個人の意見のため、みなさんの参考になれば幸いです。

書き方は
1.結果(スコアやスタメンなど)
2.感想(その試合を観た感想を短く書いています)
3.戦術ボードを使った解説
4.最後に(感想や戦術ボードで書けなかったことを書いています)
このような形で書いていきますのでよろしくお願いします!


●結果

ロアッソ熊本(H) 清水エスパルス(A)
1対2
清水エスパルス勝利!

得点
ロアッソ熊本:39分 豊田
清水エスパルス:60分 山原 88分 オウンゴール

スタメン

スターティングメンバ―
赤がロアッソ熊本 白が清水エスパルス

選手交代
ロアッソ熊本
61分 10伊東→9大木 68分 11ペ ジョンミン→20大崎 
83分 19古長谷→13岩下

清水エスパルス
74分 19松崎→11ルーカス ブラガ 83分 10カルリーニョス→44西原
92分 33乾→16西澤 23北川→41白崎 

●感想

熊本:11ペ ジョンミンの背後のスペースを活かした攻撃が多く、ペ ジョンミンがチャンスになる場面が多かった。後ほど戦術ボードで解説をするが、エスパルスのビルドアップに対してハイプレスをし、サイドにボールを追いやり、サイドでパスコースを消して、相手のミスを誘ってボールを奪うことや自分たちのスローインにすることができたため、準備したことがプレーとして表すことができたと感じた。右WBの伊東が守備時に中途半端なポジショニングであったため、伊東の後ろのスペースが開いてしまうのは課題である。

エスパルス:セットプレーから失点し、前半を終えたため、難しい展開となったが、逆転勝利をすることができたのは、今シーズンにかける思いが見られたし、このまま勝利を多く勝ち取ってほしい。北川への縦や斜めのパスが通ることが多く、そこからチャンスを多く作ることができたため、今後もこのような形を活かした攻撃をしたいと思ったのと同時に、北川へのサポートがあまりないようにも思えたため、北川にパスが入るときの周りの選手のサポートを増やしたい。新加入選手が体を張った守備をしたため、昨シーズンとの違いを見ることができた。うまくいかなかったときに、前半から少しシステムを変えるなどができればいいができていないため、個人的には準備不足であると感じた。

●戦術ボードを使った解説
この試合で気になったことは、エスパルスのビルドアップである。近年課題であるビルドアップではあるが、この試合でも課題を解決する策が見られなかったと感じる。昨シーズン、監督交代から戦術乾となり、乾にボールを集めることが多かったが、良くも悪くも乾のコンディションや彼へのマークにより前進することができるかが変わってしまうため、安定したボール運びをすることができなかった。1分の北川のシュートの起点のように、乾がワンタッチで相手をはがすことができればよいが、乾がボールをもらいに降りてくると相手を引き連れてしまい、パスコースを限定されてしまうため、前進することが難しくなる。23分に図1のような形となり、カルリーニョスが北川と2トップになり、乾が左サイドに流れることがあり、このような形であれば、ロングボールから前進することができる。この形は用意されていたかわからないが、前進するための1つの策であると感じた。

図1

課題と感じたシーンとしては、図2から図3になるシーンであり、左サイドの山原から右サイドの原へショートパスでつないだシーンであるが、原に渡ったときには相手にパスコースをなくされており、原が縦にロングボールを蹴るが、タッチラインを切る形となった。原にボールが渡ったときに、宮本が内側でボールをもらえることができればよいが、そのような動きがなく、前線の選手は相手を引っ張る動きがなかったため、詰まってしまい、相手ボールになってしまうため、対策が必要だと感じる。

図2
図3

ビルドアップの課題に対して、個人的には、図4のような形でボールを前進することができると感じる。乾がボールをもらうために降りてくるのであれば、乾がいたポジションにボランチの中村(宮本でも可)が入る。右SBの原が中央に入り、ボランチの宮本がCBの間に入るといった可変をすることができると思う。この可変にすることで、後ろは3枚+GKでボールを回すことができ、選手が移動してできたスペースを他の選手が使うことができるため、様々な形でビルドアップすることができる。その他にも方法があると思うが、ビルドアップに関してはもう一度見直す必要があると感じる。

図4

●最後に
逆転勝利をすることができたが、試合に向けて準備不足であると感じることがあった。うまくいかなかったときに、どのようにして解決をするのかを共通認識ができれば一番良いが、できないときは、うまくいっていない選手に早めに指示を出し、前半から修正できるようにしてほしいと思う。新加入選手が良いアクセントを加えているため楽しみであるし、昨シーズンのベースに加えたプレーを期待している。シーズンが始まったばかりであるため、課題が多いが、少しずつ解決し、今シーズンこそ絶対にJ1に返り咲く!


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モリリン
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