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好きの投げ方

「オフラインラブ」にどハマりしてしまい、昨日1〜9話まで、そして先ほどついに最終話を見終えました。暇かて。

スマホなしで過ごす1週間、紙の地図片手にニースを彷徨い、誰かと会えるかもわからない。やっと会えても次の約束を忘れたら、次はいつ会えるかわからないーー個人的には好きな設定だけど、そんな恋愛、現代人にできるか?と思ってた。でもこれが良かった。

恋愛リアリティショーってドロドロした駆け引きやバトルのイメージがあったけど、この番組は違った。美しいフランスの風景の中で、スマホもなく、手持ち無沙汰な時間がただ流れる。日が暮れるまで、一度会えたあの人を探し続けることもある。そうやって誰かへの想いを募らせたり、自分自身とじっくり向き合ったりする姿が、ぐっと心に刺さった。(手紙のやり取りはOK。それもいいわ〜)

「自分が好きという気持ちを知ったから、好きの解像度が上がって、相手の好きを大切にしようと思えたんだね。」

あるシーンでのクルマさんのこの言葉が、心に突き刺さって抜けない。気づけば、自分の過去の「好き」との向き合い方を思い返して反省していた。好きって、ただのリップサービスじゃない。その中には、苦さも嬉しさも切なさも詰まってる。そう思うと、少し苦しいな。

好きの解像度、上がったか?うーん。。。

今までの恋愛(全然多くないよ)、自分本位だったのか、好き!から結ばれるまでの距離が割と短かった気がする。そのせいか、「好きで、好きで、苦しい」みたいな経験があんまりない。結ばれた後の苦労はあるけど、それは二人で乗り越えられるから、一人で悩むことはなかった。でも、結ばれるまでの道のりが長いと、その間に切なさや嫉妬や寂しさみたいな感情が生まれるんだなあと気づいた。誰かのために寂しい夜を過ごしたり、デートの下見をしたり、そういう時間が恋愛の一部になっていくんだなあと見ながら思った。(このあたりの語彙力、寡少)

こういう経験がないのは、もしかしたらちょっと寂しいことなのかもな。でも、私は「好き!」と思ったらすぐに伝えたい。もしダメでも「これも運命〜」と割り切って、お風呂に入って寝てチャージして、次の恋をのんびり待ちたいタイプ。ただ、人によって「好き」に込める重みが違うことは今回学んだ。

もし、まっすぐな「好き」をもらうことがあったら、YES/NOに関わらず、正々堂々と向き合いたいと思ったり…(でも、できればそういう機会がないといいな…もらうのは苦手なのだ。消極的な積極性…)

「好き」の投げ方もいろいろあるよな

消える魔球みたいに投げる人、ド直球の人、カーブ派、フォーク派…いろんな「好き」がある。自分はきっとド直球派だけど、逆にド直球で投げられるのはちょっと苦手。理不尽?自分の投げた球を優しくキャッチして、ゴロみたいにしてくれる人が好きです。なんてね、ガハハ


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