【決算分析】フィル・カンパニー上方修正に関する分析
こんにちは専業投資家の森口です😁
今日も注目の決算について、ご紹介します。
今日は、
フィル・カンパニー(3267)
駐車場を作った2階に店舗を作る
「空中店舗」
というコンセプトを売りにしている、
不動産関連の会社です。
発表内容は?
4/13に第1四半期決算発表を行なっています。
決算発表と同時に、
①第1四半期決算短信
②上方修正のお知らせ
③自社株買いのお知らせ
を出しているのでその内容を確認していきましょう!
上方修正の内容は?
発表した上方修正は以下の通りです。
売上は4%
営業利益は150%
特に利益の修正幅が大きいです。
・理由は?
なるほど!
下期竣工予定が上期にずれ込んだことによる、上期のみの上方修正ですね。
通期の業績については、今後の受注次第になります。
自社株買いの内容は?
自社株買いにおける注目ポイントは3つ!
①発行済み株式総数に対する割合 4%超えるとインパクト大(経験則)
②取得期間 短いほうがインパクト大(3ヶ月以内)
③市場買付か?市場買付でないと意味がない
フィル・カンパニーの場合、
①2.8% → インパクト中くらい
②取得期間は1ヶ月半 → これはインパクト台
③市場買付なので意味あり
そこそこインパクトのある自社株買いなのかなと思います。
・理由は?
ここからメッセージを2つ読み取るとすれば、
①我々は回復した
②利益が出て株価が低ければ、還元をする
というメッセージを市場に発信したと言えるのではないでしょうか?
・決算短信の注目ポイント
受注=詳細の売上見込額が載っているので、
決算の度にこの金額を確認する必要があります。
同社は、請負受注スキーム以外にも
「開発販売スキーム」という事業もあるのですが、
これがいつ売上に載ってくるは大きなポイントと言えます。
ご覧いただいてわかるように、
新型コロナウイルスの影響を受けて、ほとんど案件が動いていません。
期末時点と金額に変化がないので、まだ目処が立っていないのかもしれませんね。
ですが、いずれ戻ってくると思いますので、
その際に株価がどう反応するのか?
業績にどの程度インパクトがあるのか?
注目してみてもおもしろいのではないでしょうか?
株価チャートは?
週足チャートです。
コロナ後の底値は2020年8月。
その後は2000円を挟む展開で底打ちをしてからの今回の上昇。
全ての移動平均線が上を向いていて、
サポートは厚いです。
PERは来期予想で36.27倍
通期も上振れするようであれば、
PERはもう少し下がります。
日足です。
決算直後である4月14日10時34分時点では、
ほぼ寄り付きが天井で今の所大きめな陰線になっています。
終値ベースで2500円程度の水準を維持できるのであれば、
株価は上昇トレンドに入ったと言えます。
一方で、決算後、だましあげからの下げだと、
またしばらく株価が低迷する可能性もあります。
まとめ
フィル・カンパニーは、
「空中店舗」
という独自のビジネスを持っている会社です。
コロナ影響を受けて、
我慢の時を徐々に抜けて来た結果、
業績がようやく戻ってきた銘柄なので、
あくまでも個人的には、
株価の戻り余地があるのではないかと感じました。
とてもおもしろい会社なので、
ぜひみなさんも確認してみてくださいね😁
最後に
最後までご覧頂きましてありがとうございます!
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