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その76〜リーダーは「称号」ではなく、誰もが持ち発揮できる「状態」〜
※忙しい人向け、この記事の要約です。
リーダーシップは生まれつきの資質ではなく、特定の状況で内なる「コアエネルギー」を活性化することで誰もが発揮できる能力です。以下の要点を理解し、実践することでリーダーとしての力を高めることができます。
5つのコアエネルギー
目的、知恵、成長、愛情、自己実現
リーダーシップの適用
職場で:
組織の理念と個人の価値観を一致させることがリーダーシップ発揮の鍵。
理念と合わない場合、別のエネルギーを活用するか環境を変えるなど検討。
家庭で:
家庭のリーダーシップにも、コアエネルギーを活用可能。「愛情」「自己実現」が多いか。
家族全体で目標や価値観を共有することで、「目的」「成長」「知恵」も発揮しやすくなる。
「あの人はリーダー向きの性格してるよね」
「自分は根っからのリーダーじゃないから」
のように、リーダー向きの人とそうでない人、がいると思っている方、多いと思います。
そして、
「自分はリーダーに向いてない」
と思っていると、仕事やその他の場面で何らかの責任者に選ばれてしまった時には、前向きに取り組めないかもしれないですよね。
しかし果たして、リーダーシップは「資質」や「性格」なのでしょうか?
そんな疑問にお答えしているのが今日ご紹介する論文。
タイトルは、
「リーダーが「最高の自分」を発揮する法
誰もが内に秘めるエネルギーを活性化させる」
です!
それでは早速見てみましょう!
論文の要約
リーダーシップは生まれ持った性質ではなく、特定の状況で内なる「コアエネルギー」を活性化する「状態」として発揮されます。
従来のスキル訓練を補完する新たなアプローチとして、以下のポイントが重要です。
リーダーシップ・イン・フロー
個々のエネルギーを活用して、リアルタイムで最善の行動を取る。
過剰なストレスや固定観念を克服し、冷静で調和の取れた「集中」状態に到達する。
5つのコアエネルギー
目的: 崇高な目標への献身。価値観と目的を再確認する。
知恵: 冷静さを保ち、真実を受け入れる。適切な枠組みを作る。
成長: 好奇心を持ち、学びを続ける。失敗から成長する。
愛情: 他者とのつながりを深める。共感や感謝を示す。
自己実現: 喜びの精神を中心に置き、自分の直感を活かす。
実践のステップ
準備: 目標を明確化し、ポジティブな意図を設定する。
実行: 適切なアクションを選び、その瞬間に集中。
事後分析: 経験を振り返り、次のイベントで改善を図る。
結論
リーダーシップは特定の状況で発揮される「状態」であり、意識的に5つのコアエネルギーを活用することで可能になります。
これにより、誰もが自分の内なる可能性を引き出し、成功を築くことができます。
この論文では、リーダーシップは「状態」として表現されています。
ここに書かれている5つのコアエネルギーを活性化すると誰でもリーダーシップを発揮することができるということです。
全て大事なことはこの要約に書いてあるのですが、
これを訓練することがとても難しいような気もします。
この5つのコアエネルギーって、要は
「経営者のマインドを持つ」
ということなのかなと個人的に思いました。
経営者の「視点」と言い換えてもいいかもしれません。
経営者は、要約に挙げている5つのコアエネルギーを持って、事業を推し進めているはずです。
その経営者のマインドや視点を持って日々の業務を行うことで、
強いリーダーシップを発揮できるはずです。
しかし「目的」のエネルギーについては、
自身の価値観と、会社の理念が一致していないと、高く気持ちを持ち続けるのは難しいと思います。
理念や方針がどうしても自分の価値観と合わない、と思った時には、
なかなかリーダーシップを発揮しにくいかもしれません。
他のコアエネルギーを活用して、リーダーとして動くか、
職場を変える、ということを選択肢として考えてもよいかもしれないですね。
家庭に置き換えて考えると…
仕事でリーダーシップを発揮して働いている人も、家庭では…
というケースは少なくないのではないでしょうか?
「なんかイマイチ家のことってそんなに前向きになれないんだよな…」
と考えてしまう、その理由は、
「うまくコアエネルギーを活用できていないから」
なのかもしれません。
目的、知恵、成長、愛情、自己実現。
この5つのコアエネルギーの中で、「家庭」においてしっくりくるのは、
「愛情」と「自己実現」くらいでしょうか。
もちろん、この2つをうまく活用し、リーダーシップを発揮するのは良いことなんですが、
状況に応じて使い分ける、ということを考えると、選択肢が多い方が発揮しやすいわけです。
「どういう家庭にしていきたいか」
これを独りよがりではなく、家族みんなで(少なくともパートナーと)考えることによって、
目標もできるし、成長も感じられる。そのための知恵もついてくる。
しっかりと言語化して、共有することで、自分自身が家庭に対して果たす役割を明確にすることができるのではないでしょうか。
まとめ
本日は、「誰もがリーダーシップを発揮できる、その条件」をテーマにした論文をご紹介しました。
リーダーシップは、持って生まれた資質、というわけではなく、
どれだけこのコアエネルギーを意識して活用しているかによって、
発揮されるかが決まってきます。
リーダーとして働いているわけではない人も、
いつリーダーに任命されるかわかりません。
今のうちから意識して活用しておくといいかもしれないですね。
それではまた次回。