※忙しい人向け、この記事の要約です。
「在宅ワークができます!」
そんなメッセージを発信している職場は、
転職活動中のワーママ、ワーパパにとってそれだけで候補になり得ますよね。
その働きやすさは、働く人たちから選ばれる秘訣になりますが、
その一方で、業績への悪影響を疑う経営者も少なくはないでしょう。
本当のところはどうなのか?
それを検証した上で施策を選んでいる組織はどのくらいあるのでしょうか?
そんな疑問を投げかける、今日の論文をご紹介します!
タイトルは、
「A/Bテストで判明した週2日在宅勤務のメリット
緻密に設計されたハイブリッドワークは生産性を下げない」
です!
それでは早速見てみましょう!
論文の要約
実験の結果はこのようになっています。
A/Bテストってそもそも何?という人のために。
要は、
「フルで出社すること」と
「在宅と出社のハイブリッド」
のどちらが業績に影響するかをデータで比較した。
ということですね。
「出社の方がコミュニケーションが取れて、離職率も減るし業績も上がる!」
という思い込みをしっかり検証して、
どちらが自分の職場に合うかを見極めることが大事です。
この論文を見て、
「ハイブリッドの方がいいらしいよ!」
というのは違う、と。
まずそもそも、その企業にハイブリッドワークを管理する仕組みが整っているかどうかを確認しないといけないですね。
その仕組みが適切に機能するかどうかを、A/Bテストで検証することが必要です。
安易に「ハイブリッドにしよう!」は、
「全員週5で出社!」と何も検証せずに決めるのと同じです。
その点に注意しましょう!
家庭に置き換えて考えると…
今回の論点は2つです。
1つは、
「転職時に在宅ワークありの職場を選ぶ時には、それを支援する仕組みが整っているかを確認する」
2つ目は、
「自宅で何か新しい施策を始める時には、いきなり取り入れるのではなく、比較検証を行う」
いずれにしても、短絡的に、印象で決定しないということを念頭に置いておく必要がありますね。
慎重になりすぎるわけではありませんが、
適切に判断するためにはこういった基準や検証を行っていきましょう!
まとめ
本日は「ハイブリッドワークの有効性と検証の上で必要なA/Bテスト」をテーマにした論文をご紹介しました。
在宅ワークは魅力的ですが、
それが適切に運用されている職場を選ぶこと、
これは一人一人が意識していないと見えてきません。
転職は生活を左右するイベントです。
勢いは大事ですが、冷静に、慎重に考えることも大事です。
それではまた次回。