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『 北海道 絶景ロードセレクション 』 発売
■ 店長日記 2005.07.15
祝! 『 北海道 絶景ロードセレクション 』 発売
この本を出版された方は小原さんとおっしゃいましては、当店の
お客様であります。お髭をはやして、がっしりしてて、みんなから
は、「クマさん」の愛称で親しまれています。
とても明るくて優しい、今を生きる素敵な方です。
うちのお店に来られたときは、旅の話や写真の話、料理の話や
人生の話など、私もついつい仕事を忘れ、話し込んでしまいます。
”夢”という言葉は日常でよく耳にする言葉です。
でも”夢”っていったいなんなんでしょう。
子供のころ 「 大きくなったら 僕 プロ野球の選手になるんだ! 」
なーんて、子供にとっては、これも一つの”夢”でしょう。
ある家族が 「 庭付きの一戸建てで いつか暮らしてみたい! 」
お父さんは会社で一生懸命働いて、お母さんは電気代を節約して。
”夢のマイホーム”なんて、よく言いますよね。
人は 「 オギャー 」 と産声をあげ、成人し、いつの間にか年老いて、
いずれこの世を去っていきます。
これを人は「はかない」と思うのか、それとも「尊い」と思うのか。
今、ここで生きているという現実。
そして、去っていくという定め。
長いようでいて、実はアッと言う間に過ぎ行く、一つの人生。
「アウトライダー」というオートバイの雑誌があります。
一度は廃刊になりましたが、見事に復活をとげたオートバイの
雑誌です。
そして、この雑誌に憧れ続け、そしてひたすら写真を撮り続け
てきた男がいます。
小原さんです。
廃刊になっても、いつか復活する日を信じて。
いつかこの雑誌の表紙を飾りたい。
それが小原さんの長年の”夢”でした。
そして、その”夢”が現実に。
その雑誌を手に、嬉しそうに語ってくれた小原さん。
「この写真はねー......」と本当に嬉しそうに。
屈託のないその笑顔は、人生の素晴らしさを物語っていました。
今回発売された『 北海道 絶景ロードセレクション 』は、そんな
小原さんが撮り続けてきた、北海道のベスト風景写真集です。
小原さんが書いた旅への想いなどもつづられていて、とても
見応えのある写真集に仕上がっています。
出版社の方に聞きましたが、今時、旅の個人雑誌を自費出版
以外で出版することは快挙であるそうです。
きっと小原さんの人柄が、まわりの人の心を動かしたのでしょう。
教科書からはけして学ぶことの出来ない、勉強よりももっと大事
なこと、素敵なこと。人とのふれあいだったり、自然の美しさだっ
たり、その土地の文化だったり.....。
小原さんは「この本を見て、”旅に出てみたいな~”と誰か一人
でも思ってくれたら、なんて言うか...。やっぱり嬉しいですね」
と話してくれました。
私も自転車で旅をして、最近はブログを書き始めたりもしていま
すが、記録の公開については、私も同じ想いであります。
日頃の生活ではなかなか見えてこないもの。
人として最も大切なもの。
旅って、そんな素敵なことを感じさせてくれるんです。
....いやいや。ついつい長文になってしまいました。
ごめんなさい。
ちなみにこの本が発売された2005年7月15日(金)は、
知床の世界自然遺産登録が決定した、翌日にあたります。
ん~。 これは偶然だったのかな(笑)?
とにかく、発売おめでとうございます。
私も小原さんを見習って、”夢”の実現に向け、頑張っていきたい
と思います。
小原さん。
まだまだ、いい写真、撮り続けて下さいね。
私も楽しみにしております。
カメラマン : 小原信好 氏 (右)
【 日本列島 自転車の旅 2002 】
自転車旅行の時の写真 ( 北海道 ・ 知床峠 )
小原さーん。
先日お話した、知床峠の写真でーす。
んー。 見てくれてるかな(笑)。