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part02黒木渚ライブ2021“死に損ないのパレード”に寄せて

2021.10.3に生ライブ、1ヶ月後11.6に凄まじい早さで配信ライブを実施してくれた黒木渚のライブ感想文2発目。

1発目を書いた数時間後にはカラオケ屋さんへ行き、大音量&大歓声(生ライブで出せなかったので)で配信を楽しみ、さらにYouTubeでのアフタートークもセットで楽しみ尽くしてきました。

配信ライブを見て改めて良かったなと思います。

なによりカメラ台数(13台!!)が多くて、多角的に見れた。
これはライブDVDになる度に思うけれど、球場で見る野球とテレビでの野球中継は違う良さがあるわけで、その感覚を生ライブ後1ヶ月という脳の浅めに記憶が刻まれてる時期に味わえるのは、本当コロナ禍の“不幸中の恩恵“であったと思うのです。落ち着いてみられるっていいね。

その恩恵をまず受けたのがオープニングと1曲目の「あたしの心臓あげる」

オープニング、part1でも書いたように入場まもなく目を奪われた玉。
心臓であったり子宮であったり”たま”=”たましい(魂)”であったり、はたまた「死に損ないのパレード」のキービジュアルの様に黒木渚そのものであったり・・・ともかく「あれ」から黒木渚が生まれ飛び出して来るまで、

10.3当日は、始まるまでの緊張/BGMや黒木渚の”音声”で興奮/「あれ」から飛び出してくるんだろうという期待(上述のキービジュアルの印象も含めて、あの会場に居合わせた全員が「あれ」の中に黒木渚がいるのだろうと思っていたでしょう)が、混じり合った末のアドレナリンが漏れ出しの中で気付かなかったのだけれど

「あれ」へのライティングが最初はBGMの鼓動に合わせ、黒木渚の”音声”が響き始めてからは蠢く胎動という変化があり、それらが映像だからこそ落ち着いて見ることができて気づいた。

さらに登場後、歌唱中のライティングが非常に印象的だった。これ10.3当日は「なんか、見えにくいぞ」と「サイドステージ壇上にいるからかな」と勘違いしてたけど、メロ部分では濃い網目上で黒木渚を見えづらくしたり、部分的にプリズムのようなライティングだったり、ところどころ心臓・血管の鼓動を彷彿をさせるもの、そして大サビでは黒木渚の歌唱を全面に照らし出すライトと....

こんなに沢山使い分けてたのかよ!

現地では「見えにくいときがあるなぁ」だったのが落ち着いてみることで思考を深くさせてくれた。そして、ステージ階層だったのでサイドと同じ高さで見られるのも嬉しかった、13人のカメラマンさんに本当に感謝。

ライティングの良さについては続いて2曲目の「虎視眈々と淡々と」や「竹」でも感じた。

「虎視眈々と淡々と」は多くある黒木渚の名刺代わりの曲のうちの1つであって(今回は導入部分がいつもと違って興奮したよね!)、今までのライブでもこれぞ渚節で腕を振り上げて声を出すロックチューンなんだけど、

そのライティングは1曲目のような複雑さは抑えられて、白・黄系でまとめてくれて「黒木渚のライブだぞ、帰ってきたぞ、盛り上がろうぜ」とプレゼントしてくれているような照明に感じた・・・ちなみに10.3当日は「1曲目に比べて見やすいなぁ、なぎささんやっぱり女神だなぁ」と思ってました。あながちズレてない。

そして「竹」のライティングは竹ゆえ緑、緑中心なんだけど「あおあおあお~」の部分は青色なんだよね、怪しいよね。ほんと好き。怪しい緑の中で白系で照らされる黒木渚めっちゃカッコいいのよ。

しかも歌う曲名が「竹」だぜ?「竹」。なんだよってなるけど、つっよい灰汁が出て中身は美味しいんです。

是非、映像で見てほしい。アーカイブは11.14(日)23:59まで見られるとのこと。


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