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私立中受験は偏差値よりも4つのパターンで考える

楽しい学校生活のはずが・・・・希望の学校に入学して
地獄を見る。こんなはずじゃなかった(涙)そんなケースが
少なくないのです。
それなのに「我が家だけは違う、関係ない話」と思っている保護者がほとんどなのです。
「そんなあり得ない!想像できない!」
小5、小6の受験前には、全く想定していなかった現実がそこにあります。

ミスマッチだったのでしょうか。
入学した学校でトラブルを抱えたりする例を聞くたびに、
胸が痛みます。
親子関係が修復できないほどのダメージを受けてしまうこともあります。
いろいろ考えてしまいます。
原因は十人十色ではあると思うのですが、もしももしも受験する前に戻れるとしたらどうしますか?

中学受験を始めると、どうしても偏差値にとらわれてしまいます。
チェレンジ校、熱望校、妥当校、おさえ、滑り止め校など。
これは受験産業が作った言葉です。
優劣をつけてしまうと、残念校に行くことになったら気持ちが萎えてしまうかもしれません。子どもも腐ってしまいます。

不登校になった話。
勉強がついていけなくって肩叩きにあった。
入学後、勉強しなくなり深海魚状態。
学校が嫌で高校を受験することにした。

そんな話を聞きます。
その中でも一番多い例が校風のミスマッチだと思います。
次に多いのは、志望校に対して期待値が高すぎたためギャップに苦しんでいる例です。

不思議なことに、小5生小6生の保護者にこのような話をしても、あまり響かないのです。自分たちには関係のない話だと思ってしまっています。
自分の子どもは、大丈夫。というバイアスにかかっている人がほとんどです。
そのような目にあって初めてうろたえます。
入学後に順調にいかなかったという話は、少ないようで割とある話です。

私立中は各学校によってカラーがかなり違います。
おおむね4パターンに分けることができます。

❶管理型

規律やルールを重視します。
学校が勉強や生活面を管理する傾向が強い

❷自主性

生徒の自主性を重んじます。
生徒の自主性とプライベートを重んじる傾向が強い


❸革新・体験

様々な体験をさせて、広い視野を持たせる。
学校が主導するところもある。

❹保守・知識

体験よりも知識教育を重視する傾向が強い。

管理型か自主性型か

自主性の強い子か管理で伸びる子か、ということです。

次に実際に多いパターンを挙げてみます。

❶と❸の組み合わせ


規律やルール重視ではあるが、様々な体験をさせて広い視野を持たせる

❶と❹の組み合わせ


規律やルール重視で、知識教育や勉強に対して面倒見がよいといわれる。

❷と❸の組み合わせ

生徒の自主性を重んじつつ、学校主導で様々な体験を積ませる。


❷と❹の組み合わせ

生徒の自主生徒プライベートを重んじて、

学校主導の体験教育は少ない。

偏差値だけで進学先を選ぶのはリスクがある


私立中高一貫校は、塾に行く必要がないと学校説明会でいわれることが多いのですが、実際のところは違います。
予備校や塾に通う生徒の多い学校、少ない学校があるのです。

自主性を重んじる学校は、塾や予備校に通う生徒が多く、


勉強に関して面倒見が良い管理型の学校は、予備校に通う生徒は多くありません。

校風マトリックス

校風マトリックスを最初に見た時に、わかりやすい。よくできていると思いました。引用します。カリュキュラム株式会社さんより





勉強に対する学校の姿勢が異なります。

「左/中」(横軸:自主性―強/縦軸:革新・体験×保守・知識―中)
中学の間は勉強の管理が強いですが高校になると生徒任せになり、大学受験のために予備校通い率が高くなります。

「左/下」(横軸:自主性―強/縦軸:保守・知識-強)
勉強に関して面倒見が良いため、予備校に通う生徒は多くありません。

「右/上」(横軸:管理―強/縦軸:革新・体験―強)
語学研修を行っていたり、独自の体験型イベントが多いのが特徴です。

「右/下」(横軸:管理ー強/縦軸:保守・知識―強)
管理、知識に重きを置いている学校で、課題を与えられ、管理されることで伸びる子におすすめです。

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