小屋暮らしの非効率的な冷蔵庫
2015年5月7日
気温が高くなってまいりました。
冷蔵庫のない生活をしている人びとを悩ませる長い長い季節が始まります。
悩むというよりも、面倒臭い食品保存です。
近所に商店がないので、店を冷蔵庫代わりにというわけにも行かないし、そうかと言って去年のように連日スーパーに通い、こまごまと買い物して氷を貰うというのも、出来れば今年は避けたいのです。(むしろ氷を貰うために無理やり買い物をしていました。)
そこで今年出した答えは、
「スーパーに買いものに出かけた日と翌日分だけ、保冷が必要な「生もの」を購入する」
つまり、買い出しの日に貰う氷で冷やせるだけの生ものを購入するのです。
そして小さめの発泡スチロール箱に、氷の入ったビニール袋を新聞紙にくるんだものと「生もの」を入れておきます。
発泡スチロール箱に入れた氷が完全に溶けるのは翌日の夜くらいですが、水になってもなお冷たいので、暫くそのままにしています。
これまでのように冷蔵庫の冷凍室に氷を入れて保冷するより、空間が狭い分氷が長持ちしているような気がしますが、発泡スチロール箱を二重にしたら、より長持ちするのではないかと思っています。
前述の通り、去年はまるでいつまでも冷えている冷蔵庫があるかのように、要冷蔵品をまとめ買いして「貰った氷が溶ける→氷を貰いに買い物に行く」を毎日やっていたので、別にその日に買う必要のないものでも何かしらを無理やり買っていましたし、他に用事もないのに氷のためだけに出かけたりと、保冷にはやたらと手がかかりました。
なので現在のように「冷やすのは2日分だけ」と決めてしまえば特に悩むこともなくなってすっきりです。
そんな訳で、冬に比べるとずいぶん食に制限がかかってしまったようですが、それでも夏になれば、野菜を収穫して新鮮なまま調理できるようになる予定なので、それを楽しみに水遣りの毎日です。
今後は氷を貰わずとも、非電化で冷やすことはできないのかを追求致したいと思っています。
2016年6月現在ですが、発泡スチロールの容器はやめて、小さなクーラーボックスを使っています。
安価なクーラーボックスよりも発泡スチロール容器のほうが保温性に優れる場合が多いと言われている通り、そのまま使うと氷がすぐに解けてしまいます。
そのため、底面には発泡スチロール板を敷いています。そして2重にした「ぷちぷちシート」に氷を包むようにして入れて、その上に食材を載せます。
ところで、クーラーボックスで冷蔵する場合、氷を下に、食材を上に配置するのが正解なのだそうです。
ふつうでしたら、冷気は下に行くのだから、氷を食材の上に乗せて置いたほうが効率的ではないかと思ってしまいますが、蓋の開け閉めのたびに氷が外気に触れてしまうことで、庫内の温度が上がることを防止する意味で、一番外気に触れにくい底面に氷を配置するといいらしい・・・。
実際この配置にしてみますと、これまで2日が精一杯だった氷が3日は持つようになりました。
キャンプ好きの人に聞いたはなしによりますと、海釣りに持って出かけるような「Daiwa(ダイワ)」製の上位クラスのクーラーボックスを持って一週間のキャンプに出かけたところ、底面に凍らせたペットボトルを敷き詰めて、冷気が逃げないように開け閉めも素早くしていたら、5日ほど経っても氷が解けずに保冷できたといいます・・・。
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