土着菌のはんぺんで発酵促進!の予定でしたが
2016年5月10日
先日の記事「米ぬかと落ち葉で作る堆肥と苗床」に、発酵促進のためのお役立ち情報を寄せていただきまして、さっそくそのアドバイス通りにやってみましたので、今回はその試行錯誤の様子をおとどけいたします。
まずは「土着菌」を探しに行きます
出かけた先は、笹原。
この根元にたまに見られる白いカタマリ、通称「はんぺん」が今回の目的です。
これまで尋常でない数の笹を掘り返してきましたが、思い返せばそのような白い塊があったという記憶があります。
そのときは「何だコレ?」と思って汚ない扱いしていましたが…。
その「白い塊」、じつは土着菌の塊だったのです。
この「土着菌」は、たとえば竹林や林の中の落ち葉の下にあるのだそうですが、ウチの近くには竹林がないので、かわりに笹原で済ませました。
それを堆肥作りをしている落ち葉の中に混ぜ込んであげると…菌のチカラで発酵促進するのだそうです。
ところが時候のせいなのか、探す場所が悪いのか、一向に見つかりません。
場所を変えてクヌギの落ち葉の積もったところをあちこちひっくり返してみましたが、やはり見つかりません。
落ち葉を退かした地面は意外にも乾燥していて、これでは菌も見つからないわけです。
菌の繁殖が活発になると思われる梅雨まで待とうとも思いましたが、せっかくなのでプランBを試すことにしました。
プランB... それは、ヤクルト!
ヤクルトに含まれる菌(乳酸菌のシロタ株?)も土着菌と同じように、発酵を促進してくれるのだそうです。
ヤクルトを堆肥製作所へふりかけます。
上の画像がビニールの覆いを外した現在の様子です。
ほんのりあったかい・・・。
囲いのないほうが混ぜるのに調子が良かったので、囲いを取り払いました。
下に行くほどジューシーです。
ニオイもないし、カビもないけど、アリがたくさんいました。
堆肥作りにアリが居てもいいのかちょっと判断できなかったので、アリが居た部分は、大きく掴んで離れた場所に移動しておきました。
その後、葉を少しずつ元の箱に移しながらヤクルトをふりかけて、混ぜて、足で踏んで・・・
最終的に、初めの1/4くらいの量に減ってしまいました。
本当はもっとたくさんの量で作ったほうが、発酵促進しやすいのだそうですが、その通りもっと大量に作ればよかったと思っています。
そして、どうせならば次回はクヌギの葉メインでやりたいなあと。
地面にくぼみをつけて、その穴の中で作ったら土着菌のチカラも借りれるかも?・・・と、すでに次のことを考えてしまっています。
ちなみにプランCもあります。
150gほどのごはんを落ち葉の下に入れておくと、数日後には白やカラフルな菌が付くのだそうです・・・。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?