シエスタ後の悲劇、サルをナメてはいけない
2015年6月10日
五月半ばの、猛暑と呼べるくらい太陽の照りつけた午後のことです。
15時過ぎには外での作業を終えて「日だまりの湯」と「ロケストの湯」で行水をし、本を読みながら昼寝を楽しむためにベッドにごろんとしながら、ロフトの窓から見える道路を、猿が一匹また一匹とのんびりと行き過ぎるのを、クロ(うちのネコ)と一緒に眺めていました。
そして夕方、日もかげってきた頃に、カラカラに乾いた畑の水遣りに出かけました。
水遣りが大変になるから、あんまり畑は大きくしないようにと思ったけれど、今年は結局去年よりもずいぶんと畑を広げてしまい、毎日5リットルほど入るジョウロを持って、畑と雨水タンクを6往復以上することになったのでした。
この日もいつもと同じコースで水遣りをしていると、ジャガイモ畑のほうが普段と違うような・・・?
何ごとかと近づいてみますと、ごらんのありさま。
先刻室内から見送ったあの猿たちが荒らして行ったとしか思えない・・・。
そういえば畑方面から猿たちのキャッキャとはしゃぐ声が聞こえていた気がします。
今年は規模が小さいことを利用して、ジャガイモ畑全部をネットで囲っていたものだから、これなら動物には荒らされまい、と、高枕でぐっすりと寝ていたところ突然枕を奪われたようなものです。
呆然としながら、無残にも根から引き抜かれて、投げられて、日光に晒されて萎びてしまったジャガイモの苗を見つめていました。
悲しみの中、助かる苗があれば救出しようとネット内に入ってみたところ、おや、種イモが全部残ってる・・・?
今回の猿たちは、食のためではなく完全に遊びで抜いて行ったらしい。
これは!助かるかも?
急いでシャベルを持ってきて全部を植え直してみましたら、抜かれたショックでクタッとしていて、復活するかどうか「?」でしたが、とにかく水をたっぷり与えておきました。
今回の敗因は、水遣りをし易いようにと、内部への入り口部分のネットを簡単に外せるようにしてあり、それがだらりと垂れて隙間ができて、何時でも侵入できる状態にあったこと。
それを踏まえて今後はネットの下部をペグで押さえ、入り口は洗濯バサミで数カ所留めて、出入りの際にはそれを外すように改良しました。
その他の猿被害は、ねぎ一本、サツマイモ一列、カボチャの苗一本でしたが、サツマイモ以外は復活できそうもなかったので、諦めました。
そして現在のジャガイモたちは?といいますと、
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