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[セルフビルドの小屋暮らし][DIY][2/2]南向き窓を[猫用出窓]に作り替える|タイニーハウスの作り方

2015/05/29


[前回の振り返り]
・中空ポリカが早くも劣化し、透明度が著しく低下した
・猫が乗って外を眺めるスペースをもう少し大きくしてあげたい

※次点で見た目がチープというのもありますが、これらの理由から、南向き窓を作り替えようと思うに至りました。

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拙宅(小屋)は冬になると、とても寒です。

寒さは辛さと直結します。我慢大会をするつもりはないので、寒さ対策には十分気を遣いたいと思います。

僕の寒さ対策とは、薪を集めることだったり、天井にタープを張ることだったり、全ての窓にビニールを貼ることだったりです。また、外壁に化粧板を貼ったり、床をやり直したりという大規模な工事もありました。

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今回の窓作りも、冬の寒さを念頭に入れたものを考えなくてはなりません。

折角新たに窓を作るのだから、冬の寒さに強いペアガラスを参考に、ガラスとガラスの間に空気の層を取り入れた窓を作ってみようと思います。


1.二重窓を作る

トリマーに6mmのビットを取り付け、溝を掘ります
台にトリマーとガイド(真っ直ぐな建材)をしっかりと固定します


トリマーで削り始めるときは、ビットの頭を少しだけ出して浅く掘り、徐々に必要な深さの溝に近付けます。

溝の深さ、幅に問題がないか確かめてみました。プラスチックのハンマーで軽く叩き入れてみると、隙間埋めのシリコンなどいらないほどに、キッチリと収まりました。(溝にガラスがハマっているだけだけですが、ガラスだけを持っても、材が外れない程度にしっかりと収まっています。)

塗装済みの材に溝を掘り、ガラスを二重で入れる

それでは、本番スタートです。

隙間埋めのため、少しだけシリコンを入れました
木部の固定にはコーススレッド(スリムタイプ)を使います。ガラスが割れるのではないかと緊張しました
そして遂にガラス窓が枠内に

2.換気口を作ろう

猫が景色を眺め易い窓というのが一つの目標なので、換気の度に猫を退かすような作りは彼らに悪いし、居心地のよい空間ではないと判断されてしまっては困ります。

その為、窓の上部に独立した換気口を取り付けたデザインにしました。
因みに窓部分は「ハメごろしです」(※漢字で書くと、[嵌め殺し]です...)


窓枠に合うように作った換気口には網戸を取り付けます。
網の取り付けに溝がいるので、ここでもトリマーを使いました。

既製品の網戸ではお馴染みの、ゴムのチューブで網を溝に固定します
余分な網を切り除けば換気口の出来上がりです
窓の上部に換気口を慎重に叩き入れます

この作業もガラスに負担が掛かるので、割れてしまわないか不安になりましたが、1枚当たり厚みが6mmある為か、案外丈夫で助かりました。

3.換気口に蓋を

暖かい日中は網戸のままでも良いのですが、寝るときや冬には網戸に蓋が必要です。

換気口の蓋は、適当な板で簡単に作りました。

写真では分かり辛いですが、蓋の受けはL型になっていて、強風が吹いてもズレ落ちる心配がありません。

4.完成!

ちょっと狭いけど、3匹迄は乗れることが確認出来ました
臆病な子も、猫草置けばこの通り

真冬になってみないと確かなことは分かりませんが、二重窓付近はあまり冷気を感じない気がします。

換気口も良く風が通って気持ちが良いです。

何よりポリカからガラスに取り替えたことで光が良く通るし、ガラスの汚れを拭いても傷が付かずに綺麗なままです。

透過性が良いので、窓が二重であることは普段意識することはありません。

作り替えて良かったです。


おしまい

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