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いまでも使い続けている日用品、台所編

2015年8月28日

山の小屋に越してくる前の話ですが、木、紙、竹、綿、麻、土、鉄、ガラス・・・などの天然素材にこだわった時期がありました。

当時家の中を眺めてみれば、プラスチックにあふれていました。

まな板、洗い物かご、ハンガー、洗濯バサミ、洗剤の容器、ネコトイレ、米びつ、こまごましたものを入れておくカゴ・・・今となっては思い出せないものが多いのですが、ここに挙げきれないほどありました。

大抵その場しのぎで安く買ったもの。
それら全部が気になるようになったのです。

それからはあちこちの店で、なるべく使い捨てにならないような長く使えるものを探しては徐々に買い揃えていきました。

でも結局は、素材が天然ものでなくても、気軽に使えて手入れのしやすい、ちょっとそこに置いてあっても見苦しくないものが残っているような気がします。

本日はそのようないきさつで集められ、今も活躍している器具や、繰り返し購入している消耗品などを集めてみました。台所編です。

1.フライ返し/スパチュラ

スパチュラ

台所にある長寿な調理器具のひとつ、スパチュラ。

まだdean & deluca にキッチン用品が充実していた頃、見た目が気に入って大して使うあてもなく購入したもので、長期の旅に出るごとに行う荷物整理でも生き残った一品。思いがけず大活躍をしています。

はじめは真っ白だったシリコン部分も今ではこんがりと焼けたような色になってしまいましたが傷みはないし、木製の柄も問題ありません。

まだまだ使える優秀な器具です。

一度「シリコーンってちょっとなあ」と思い、代わりになるものとして竹製のフライ返し的なものを購入したことがありましたが、梅雨時にかびてしまいすぐに捨てました。

天然素材はお手入れと保管に気を配らないと短命に終わることになってしまいます。

山暮らしの現在はこれまでの反省をいかし、冬以外はこのような木製器具専用の台を設け、風通しよく保管しています。
場所を取るのでちょっとジャマです。

木製器具専用の台

2.台所用のふきん

使い捨てふきん

綿の「ふきん」を購入していましたが、綿は生地が柔らかくなって水を吸うようになるまで時間がかかり、ようやく理想の吸水力のあるふきんになったと思ったら、今度はふきん自体の汚れが目立つようになってきて交換、という勿体無い流れになるし、小屋暮らしだからこそ一層清潔にしていたいと思うこともあって、これまでの主義に反して「使い捨てられる」ふきんに変えました。

飲食店などで見かけるタイプのふきんで、新しいのをおろしたそばから見事な吸水力、そして乾くのも早いのです。

ふきんが汚れてきたら、ガスコンロ周りの油やホコリっぽい箇所をこすって捨てます。惜しげもなく使えて、便利なのです。

ふきんの屋台が出ていて、どうにもお買い得だったので購入してしまったのがこれです。

ふきんの屋台で買った布

おそらく何かの製造過程で出る切れ端。

こちらの素材は綿とのことですが、ポリエステルふきんと変わりなく使えます。こんなに大量なのに100円でした。

3.タワシ

木の柄のブラシ

鉄のフライパンを洗う際に、木の柄がついたタワシを愛用していましたが、使っていくうちに木の部分が水分で汚れてきてしまうのが難点でした。

ヘッドの取り外しができる仕様なのに、なぜかヘッドだけでは売っていません。柄はそんなに汚れないから、ヘッドの替えがあるといいのですが。

最近は亀の子たわしの良さを再確認したところなので、小さな亀の子たわしをフライパン用に購入しようと思っています。

4.タワシ・その2

スポンジでは届かない、背の高いグラスや水筒なんかを洗うときのために、こんなものを使っていました。

ステンレスのスポンジ柄

アタマのスポンジを捨てたのでステンレスの柄しかありません。

これがまた使いづらいのです。
グラス内をこするたびに、スポンジを挟むステンレス部分がグラスに当たってしまうので、ステンレス部分が当たらないようにクルクルと向きを変えながら洗わなくてはならないのです。

力も入らないし、なんだかなあ~と思いながら使っていましたが、新しいグラスタワシを見つけたので、迷わずアタマのスポンジを処分しました。

ステンレス部分は何かに使えるかも?と残してあります。
残してありますが、使わないまま既に3年が経過、捨て時がわからなくなっています。

新しいグラスタワシというのはこれです。

「マーナ」のグラスの底洗い用のたわし

プラスチック製の柄にナイロン毛の付いたこのタワシ、先端部がくるりと曲がっていて底が洗いやすい。全面毛で覆われているから、なんにも気にせずガシガシ洗えます。

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