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本をスキャンして荷物を減らした話
2015年2月26日
まだ土地探しをしていた頃のことです。
思うような土地が見つからず、ただ停滞する毎日でしたが、しかし、いつ土地との出会いがあって事態が急展するとも限らないので、少しずつでも何かを前進させておくことにしました。
セルフビルドするのなら「小さな家」になるだろうから、できるだけ荷物は減らそうということで、本の片づけから始めることに。
合板2枚分くらいの大きさの本棚に詰め込まれたハードカバー、文庫本、マンガ、雑誌類。
![](https://assets.st-note.com/img/1704697938545-lZzcywhXZP.jpg)
まずは雑誌の選別からはじめます。
この雑誌はもう読まない、このページは取っておく、全部のページを取っておきたい・・・。
ページを切り取ってそれぞれスキャンしていきます。
の、つもりだったんですけれど、スキャナーが旧型すぎるため動作が遅すぎて早くもやる気が削がれました。
一枚ずつ、いちいち原稿セットして、スタートボタン押して、ウイーンゴロゴロ、ゴロゴロゴロ、とやるのです。
本当は取っておくつもりだったページも「今見たら別に要らないかな。」などとスキャンのめんどくささによって、次第に選別がゆるくなっていき、始末してしまった雑誌もたくさんありました。
それでも未練があったものは小さく切り抜いてノートに貼り付けておきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1704697963388-Hg8a39I5j1.jpg)
この調子で本とか全ページをスキャンするのは不可能かもしれない・・・。
写真の綺麗な雑誌は丸ごと取っておきたいし・・・。
旅行のガイドブックも全部PDFにできたら、旅に行くとき荷物が軽くなっていいだろうな。
それにたくさんの本が入った端末があれば「何かを待つ時間」が多い旅中でも楽しいだろうし。
と、さんざん悩んだけれど買ってしまいました。
スキャンスナップです。
![](https://assets.st-note.com/img/1704698020143-E0nx67AeCB.jpg)
合わせてロータリーカッターも購入しました。
ピザを切り分けるときに使う、コロコロする器具みたいなものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1704698037203-uWrRIxHPHT.jpg)
こちらは、あると便利なアルミの定規
カッターとカッターマットとアルミ定規とスキャンスナップと。
これらのおかげでとても快適なスキャンができました。
でもロータリーカッターは結局あんまり使いませんでした。
普通のカッターで十分です。
![](https://assets.st-note.com/img/1704698063688-SgfN5zXVFy.jpg)
カッターの切れ味が悪くなると切り口から紙のカスが出やすくなり、スキャナーの読み込むガラス部分を傷つけてしまう恐れがあるので、替え刃はたっぷり用意して贅沢に使うのが良いと思います。
(数十ページをいちどに切ろうとして、同じ箇所を何度もカッターでなぞるよりも、一度刃を滑らせたら切れる量だけを切っていくと、仕上がりがきれいです。)
スキャンスナップ、本当に良い買い物をしたと大満足!
全部スキャンし終わったら手放すつもりだったけれど惜しくなってしまい、結局小屋にまで一緒に連れてきました。
ひとつ誤算だったのは、電気が来ていない小屋ではiPodなどの充電は貴重なので、夜ベッドでゴロっとしながらだらだらとPDFにした本を読むのは夢の話だったことです。
荷物は減らしたい、けどこうやって本をデジタル化してしまうのはオフグリッド小屋暮らし向きではないのかもしれません。
※やっぱり、紙で読む本のほうが、読みやすいし、数ページ戻って何と書いてあったかを探したり、そういうことが簡単にできるので、お気に入りの本は取っておいたほうがいいなと思いました。
しかも思い切ってスキャンして、荷物を減らしましたが、現在だいぶ本が増えてきました。
(電気がないので、スキャンスナップは活躍したことはありません・・・。)
※ページを切らずにパラパラめくるだけでスキャンできる非接触スキャナというものがあるそうで、これならば本をそのまま取っておけるので良さそうです。
ちなみにスキャンした後の本やマンガは火をおこすときの焚き付けと、ネコの吐くものを空中でキャッチするのに使っています。