目にまとわりつく小さな虫、クロメマトイのこと
2015年4月23日
すっかり春になりました
クマンバチがころんとした愛らしい姿で低空飛行しています。
しかし羽音はまったく可愛くないので、しょっちゅうスズメバチかと思ってどきりとします。
去年(2014年)のハチの被害と言えば、小さな道具小屋のようなものの中に蜂の巣を作られたくらいでした。
それもまだ作り始めの小規模なものだったので、作業をしているアシナガバチが留守にした瞬間に巣をパパッと叩き落として遠くに投げ捨て、スプレーをまいておいたところ、出先から戻ったハチはしばらく状況が呑みこめない様子で飛んでいましたが、そのうち何処かへ姿を消し、同じ場所に巣を作ることはありませんでした。
そしてこの時期限定の、とっても邪魔でイライラするのが、目を狙ってくる小さな羽虫です。
山に来て始めて出会った虫のひとつです。
この虫は執拗に目だけを狙ってきて、時には目の中に飛び込んでくるから厄介です。
「クロメマトイ」というのが彼らの名前で、命名者の気持ちと虫の習性がよく表れている良い名前だと思います。
いちどきに纏わりついてくるクロメマトイの数は多いときで10匹をこえます。それらが全部、目の前でチョロチョロするのだからたまりません。
その予防に効果が期待できるのが「ハッカスプレー」なのです。
クロメマトイは血を吸ったりはしないけど「ブヨ」の仲間で、ブヨと言えばハッカスプレーですが、まさか顔にスプレーする訳には行きませんので、肩の辺りにシャシャっとかけておけば多少の効果は見込めるよう。
今日も3匹のクロメマトイにまとわりつかれたので、試しに帽子と両肩にスプレーしてみたところ、1匹に減りました・・・。
ちなみにこの「クロメマトイ」、黒目じゃなくても集まってきます。
去年のこと、黒い帽子を被って作業をしていたところ、その帽子の両サイドにあいた小さな空気孔にクロメマトイがたかっていたので、恐らく「小さな黒い丸」、それも若干の水蒸気というか熱が出ているものを好むのではないかと勝手に思っています。
この習性を利用して、小林製薬風の「クロメマトイがホイホイ」みたいなものが作れそうな気がします。
たとえば、スライムのような小さな壷の形をしたアロマポットをつかって蒸気を出して、クロメマトイをそこに集めたりとか・・・?
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