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今年見て良かったものを書き記そうぞ2024
早いもので今年も終わり
今年はめちゃアニメ、ドラマを見た
アマプラ、ネトフリありがとう
面白いものを見るのは生活を豊かにしますからね
せっかくだし今年見たもの中で特に良かったものを振り返ります
いっぱい見たからね
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少女革命ウテナ
見た媒体:アマプラ
なんとなく面白いとか、凄いらしいとは聞いていたけど実際見たらとんでもなかった
あらすじ
幼い頃に自分を助けてくれた王子様に憧れ、王子様になりたいと願うようになった少女・天上ウテナは、入学した鳳学園で「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシーと出会う。
エンゲージした者に「永遠」に至る「世界を革命する力」を与えるという「薔薇の花嫁」をかけて戦い続ける生徒会役員(デュエリスト)たちは、ウテナがかつて王子様から貰った指輪と同じ「薔薇の刻印」と呼ばれる指輪を持っていた。
ウテナもまたこの決闘ゲームに巻き込まれ、その背後にある「世界の果て」へと迫っていく…。
ちゃおで連載してたらしいし、カードキャプターさくらとかアイカツみたいな所謂女児向けアニメなのかと思ってたら、めちゃくちゃ哲学的なアニメだった
大なり小なり誰しも生きていればこうなりたいっていう願いや、悩み、妬み、嫉み、コンプレックス、etcあってそれを己の剣とし(これは比喩でもあるし直喩でもある)決闘する
薔薇の花嫁を手に入れてそんな自分に「革命」を起こす為
この決闘のシーンの迫真さというか切実さが凄くて、言うなればキラキラ王子様なウテナに自分の醜いドロドロな、弱い部分を剣にしてぶつかり合う訳なので見てるとついつい敵側を応援してしまう
でも結局主人公なんでウテナが大体勝っちゃう
じゃあ負けた側はコンプレックス晒すだけ晒して社会的に死んで、落ち込んで終わりなのかと言われたらそうではなく、ケジメというかケリを各々でつけて前へ進んでいく
これもある種の「革命」
じゃあ薔薇の花嫁とエンゲージした暁に手に入れられる「世界を革命する力」とは一体なんなのか、「少女革命」とはなんなのか
なんなんだろうね
最後まで見たら分かるかもしれない
あと全体的に「歌劇」っぽいというか「寓話」っぽい(アニメなのでお話なのは当たり前なんだけど)
し明確に現実と空想のシーンを曖昧にしているというか、全体的に虚ろっぽくて切ないというか
そんな中でもちゃんと自分の中に芯を持っていて輝いているのがウテナで
話が進んでみんなと打ち解けていけば行くほどそこの差が顕著になるというか、周りのキャラクターのどうにもならない切なさとウテナの輝きの溝が大きくなるというか
このスッキリしなさ、モヤモヤさ、それに反する青春っぽさ、湿っぽくなさの両方あるな〜っていうのがこのアニメの面白さだし、両方あるのって現実と一緒だな〜ってなるし、だからこそそんな世界で「革命」を起こそうとする事の尊さみたいのが際立つというか、輝くというか、なんというか
とにかくいっぺん見てみて欲しい
40話くらいあるけど、一話20分くらいだし
あと女児向けアニメ特有のトンチキ回もあるし
辛過ぎるカレーを食べたせいで起きた爆発によって、ウテナと花嫁の中身が入れ替わってしまったのでインドまでそれを治せる伝説のカレー粉をライバルキャラが大量のインド象とサーフィンしたりして取りに行く回や
有名高級ブランドからライバルキャラ宛に何故か牛の装飾道具(鼻輪だったり、カウベルだったり、蹄だったり)が次々送られてきて、有名ブランドだしせっかくだからつけちゃお〜って身につけてたら段々自分を牛だと勘違いし始めて本当に牛になっちゃう回とか
あるから!
あと見終わった後劇場版も見てみて欲しい
(これもアマプラで見られる)
ミッチー(及川光博)がゲスト声優で出てるし
個人的に今年見たアニメNo. 1なんで
お勧めです
カルテット
見た媒体:アマプラ(ネトフリにもある)
今更俺が言うまでも無く、有名で人気な作品
あらすじ
ある日、“偶然”出会った男女4人。
夢が叶わないまま、人生のピークにたどり着くことなく緩やかな下り坂の前で立ち止まっている者たちだ。そんな4人がカルテットを組み、軽井沢で共同生活を送ることになる。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた……。
曲がりなりにも音楽をやっている身としては刺さる話も多かった
あと音楽やってる仲間同士で軽井沢の別荘でシェアハウス(めいた)事してカルテット組むの羨まし過ぎる
このドラマはメイン登場人物4人全員がそれぞれ片思いをしているというのが肝で
カルテットとしての音楽活動自体は上手くいってると言えるほどでは無いものの楽しくやれている反面、恋愛だったり人間関係だったりの上手くいかなさや、噛み合わなさもあって
一緒に生活してるし、音楽活動もしてるし、色んなトラブルも乗り越えたりするから仲は深まるんだけど、結局片思い同士だからそこは超えないというか、満たされ切れないというか
でも1話のセリフで
“音楽っていうのは
ドーナツの穴のようなもんだ
何かが欠けているやつが
奏でるから
音楽になるんだよね”
というセリフがあって
この考え方がこのドラマの軸になってるし、これを最後までやり切ったドラマだなぁと思った
このドラマを見てからUQモバイルのCMを見るたびになんとも言えない切ない感情に襲われる体質になってしまったので、そうなりたい人にもオススメです(どゆこと?)
あとこのドラマの吉岡里帆めちゃ怖いのでそこも見どころです
あとあとエンディングの曲も最高!!!
カラオケ行こ!
見た媒体:ネトフリ
元々原作者である和山やま先生の「女の星の園」って漫画が凄く良くてハマってたんだけど
舞台が女子校のギャグ漫画なんだけど女子あるあるみたいなギャグというよりは、ギャグそのものとして面白い
上品なんだけどギャグの総量とか質の高さが暴力的と言うか、令和のシュールギャグの極地というか
体感としてはボボボーボボーボボと同じ読後感
そんな和山やま先生がの代表作とも言えるカラオケ行この映画あるやんと思って見てみたら、これまた面白かったね〜
あらすじ
中学校で合唱部の部長を務める岡聡実は、ある日突然、見知らぬヤクザの成田狂児からカラオケに誘われる。戸惑う聡実に、狂児は歌のレッスンをしてほしいと依頼。組長が主催するカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける恐怖の罰ゲームを免れるため、どうしても歌がうまくならなければならないのだという。狂児の勝負曲は、X JAPANの「紅」。嫌々ながらも歌唱指導を引き受ける羽目になった聡実は、カラオケを通じて少しずつ狂児と親しくなっていくが……。
これは女の星の園程ギャガーな話じゃないけど時折挟まるギャグが心地良いし、テンポも良い、ヤクザ特有の(?)パワープレイなギャグもあって面白い(グロとかでは無い)
関西弁なのも良い
合唱部の学生×ヤクザという本来交わるはずのない2人の関係値が変わっていく様が見てて面白いと言うか、甘酸っぱいというかなんというか
学生の時期特有の悩みを抱えた時期に、非日常を運んでくれるおもしれ〜ヤクザが現れたらそりゃ最高だよな(多意)...
綾野剛(狂児)が度々X JAPANの紅を歌うんだけど
その歌いっぷりも最高
これ見たら紅が好きになるね、名曲
あとやや、本当にややB&Lの気配がややあるんだけど全然ガッツリでは無いし、そういう描写がある訳でも勿論無いし、個人的にはそれが物語に重要なエッセンスになってるなとも感じていて
それを経ての一番最後のシーンが自分は好き
ヤクザが出る映画史上一番色んな人にオススメ出来る映画かもしれない
最後に
と言う事で今年見た良かったものをつらつらと書き連ねました
自分が今年見たってだけで全然2024年の作品とかでは無かったんですけど
名作に年数は関係ないと思うので年末年始の移動時間とか、実家にいて暇な時間とかに是非見てみてください
来年はもうちょいnote書きたいかな〜
それでは良いお年を〜
おわり