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コロナの「持続化給付金」詐欺アルバイト… 甘いアルバイトの裏に反社? の巻

詐欺の毒牙にかかった大学生。

虚言のコロナの給付金申請で逮捕される。

千葉日報オンラインより

逮捕容疑は5月30日~6月9日、
個人事業主を装って、
収入減を示す確定申告書の控えなど同給付金の申請に必要な証拠書類を用意し、
仲間に申し込みを依頼。
仲間がインターネットで申請し、
容疑者の口座に100万円を振り込ませた疑い。
 同課によると、
100万円は既に引き出されている。
同様の不正受給が他にも確認されており、
県警は関連を調べている。
容疑者は別の特殊詐欺事件で県警に逮捕されており、捜査の過程で関与が浮上した。
県警は認否を明らかにしていない。  
持続化給付金は中小企業庁が所管しており、
新型コロナの感染拡大に伴う営業自粛などで大きな影響を受けた事業者に給付される。
(本紙・千葉日報オンラインでは実名)

コロナ 持続化給付金不正受給で大学生逮捕

持続化給付金はコロナの影響で売上が減った事業者が受け取れるもの。

大学生…今、親の仕送りやアルバイト先からの収入が無くなって大変な若者が多いだろう。

詐欺の仕組みについては DMM 亀山社長が解説している。

給付金詐欺にgotoしちゃダメよ。

友人から「コンサルティング会社に頼んで持続化給付金の申請をすれば、コンサル料を引いても手取りで30万円受け取れる」といったメッセージがきました。実際に友人は受け取ったそうで、プロの税理士の先生もついているから安心だということです。簡単な手続きで大金が手に入るのが少し心配なのですが、リスクはないのでしょうか?

A 不正が発覚したときに、真っ先に逮捕されるのは君だ。

 いろいろ調べてみたけど、たぶんそれは今、SNS上で急速に広がっている「個人事業主向け持続化給付金制度」を利用した詐欺だね。すぐに捕まっちゃうから、絶対にやめたほうがいいよ。

「持続化給付金」ってのは、コロナ禍で事業収入の減った人を助けるためにできたもので、学生の君が事業も確定申告もやっていないのなら、まったく関係ないものよ。

これは、フリーランスや個人事業主に対して、「昨年より下がった売上を最大100万円まで支給してくれる」という制度なんだけど、この「利益」でなく「売上」が補填されるという仕組みを悪用する、悪い奴らが最近増えているみたいなんだ。

 手口は、たぶんこんな感じだと思う。まずABCの3人でチームを組む。そして昨年の日付にさかのぼってAがBに100万円の売上があったことにする。同じようにBがCに、CがAに架空の売上をつくる。そして、「提出が遅くなりましたが、昨年こんな取引がありましたよ」と税務署にウソの確定申告をする。

 Aの収支申告は、Cに売上100万円、Bに経費100万円ができるから、差し引き利益は0円。だから、申告したとしても全く納税をする必要がない。


そして、昨年度のウソの確定申告書と一緒に、今年はコロナのせいで昨年あった100万円の売上がなくなりましたと申請すれば、3人がそれぞれ100万円の給付金を騙し取れるという寸法だ。

 さらにその成功に味をしめた悪党たちは、この仕組を一般人にコンサルティングすることにしたみたいだ。リスクは告げずに、「言われたとおり簡単な書類を出すだけで、口座にお金が振り込まれる」と参加者の募集を始めた。

君ひとりが詐欺罪で捕まったうえで……

 税理士と組むことで信用させ、「知り合いを紹介すれば手数料が入る」というマルチ商法システムを使って、SNSなどで大々的に“給付金詐欺キャンペーン”を展開した。

 つまり、君の名前で給付金を騙し取り、コンサル料という名目でカネを受け取り、黒幕のコンサル業者、悪徳税理士、紹介者で山分けするという、「期間限定の組織的詐欺システム」が全貌だと思われる。

 ということで、難しいことが分からない君たちでも、彼らの指示に従い申請をすれば、確かに口座には100万円が振り込まれる。そして、そこからコンサル料金70万円を支払っても、君の口座には30万円が残ることになるだろう。

申請者はあくまで君だからね。後日、不正が発覚したときに、真っ先に逮捕されるのは君だということなんだ。

 コンサル業者は「アドバイスしただけ」、税理士は「依頼に応じて手続きをしただけ」と責任逃れをするから、君ひとりが詐欺罪で捕まったうえで、受給額100万円に加えて規定にもとづいて合計120万円以上を返金しなければならなくなる。

振り込め詐欺でいえば「受け子」や「出し子」と同じ

 この悪巧みを企てた悪党たちは短期間で荒稼ぎをして、捨て駒の君たちが捕まる頃にはスタコラサッサと雲隠れをしているよ。振り込め詐欺でいえば「受け子」や「出し子」と同じでトカゲのしっぽ切りというやつ。

 すでに何人かの無知な若者たちが逮捕されているみたいだし、これからまだまだ増えると思われる。今は忙しくて手が回らない役所の人も、あとで申告書を調べれば、不正者は芋づる式に見つけられるからね。


DMM亀山社長は
結構、詐欺系(投資詐欺、マルチ商法)の記事を書いていて、
今回も大変参考になった。

捕まった大学生は気の毒だが、
見ず知らずの人間が儲け話を持ちかけてきた時は
気をつけた方が良い。

そういえば、ジャパンライフが摘発されてメンバー8人が捕まったようだ。
安倍総理が広告塔だったようだが、
総理大臣をやめたから、
警察はオトモダチの悪事を暴く事にしたのかな。
今までずーっと長いこと問題になっていたのに
このタイミングで逮捕。
被害者の金は戻るのだろうか?

ここで

詐欺に対する心構えを書いておこう。

上の写真のナニワ金融道。
主人公、サラ金勤務の灰原がマルチ商法の詐欺師と接触。
灰原はマルチ商法の人間に誘われた。
逆に金を貸す客にするためにマルチ商法と接触しているのだが、
逆にマルチ商法に取り込まれないか心配して
サラ金、帝国金融の社長が言うには

本当に美味しい話なら、
見ず知らずの人に教えたりしない。

怪しい儲け話を持ちかけられた時
この言葉を覚えておくといい。

本当に儲かる話なら、
自分と信用できる人だけでこっそりするのではないだろうか。
金が足りないなら銀行から借りるはず
(今、金利が低いから確実に儲かるなら借りて
ビジネスをしたら良い)

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森野林檎
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