【安曇野から発信する潤一博士の目】47~木曽とその周辺の峠~
1/200,000地形図(国土地理院)に記されている木曽とその周辺の峠を拾い出してみました。そして、その多さにあらためてびっくりです。どこかを通らないと、木曽には出入りできません。
木曽には、江戸時代に当時の一級国道ともいえる「中山道(なかせんどう)」が通り、京都と江戸を結んでいました。京都から来て木曽に入る最初の難所が、馬籠峠でした。また、木曽川水系と奈良井川水系の分水嶺に鳥居峠があります。そのほか木曽と高山との間に長峰峠・地蔵峠が、木曽と野麦街道との間に境峠が、木曽と伊那谷との間には北部には権兵衛峠、南部に大平峠があります。現在鳥居峠は国道19号がトンネルで、地蔵峠と権兵衛峠は国道361号がトンネルで通過しています。
ちなみに、私が行ったことがないのは鞍掛峠、真弓峠、清内路峠、飯田峠です。
(地質学者・理学博士 酒井 潤一)
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