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【安曇野から発信する潤一博士の目】26~足跡も化石になる~
冬、雪の上に、動物や小鳥の足跡を、よく見かけます。これらは、雪がとければ、跡かたもなく、無くなってしまいます。
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ところが、何万年も昔の地層の中には、動物や、まれにはヒトの足跡が残されていることがあります。これらは立派な化石です。湿地の沼などの上を歩いた足跡が、保存されたものです。アフリカ、タンザニアのラエトリという所では、なんと260万年も昔の人類(猿人、アウストラロピテクス・アファーレンシス)の親子が歩いた跡(行跡)が発見されています。
今年3月に予定されている第23次野尻湖発掘でも、ヒトの足跡発見を目ざしています。足跡化石はヒトの存在を示す“動かぬ証拠”となるからです。
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(地質学者・理学博士 酒井 潤一)
現在、絵本美術館森のおうちでは、雪のうえについた跡をたどって「ながれぼし」を見つけにいく、動物たちのおはなし『ほしをさがしに』(しもかわらゆみ)など、やさしい気持ちになれる絵本原画展を開催中です。
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399-8301長野県安曇野市穂高有明2215-9
TEL0263-83-5670 FAX0263-83-5885
開館時間:9:30~17:00※12月~2月は16:30まで(最終入館は30分前)
休館日:木曜日(2月のみ、水・木休)
入館料:大人800円 小・中学生500円 3才以上250円 3才未満無料
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