色調整の沼
Davinci Resolve studioというグレーディングソフトがあります。
動画の色を調整するソフトですが、撮影した映像を正しい色に調整することをカラーコレクション、演出の為に色をコントロールすることをカラーグレーディングと言い、もちろん両方こなすソフトです。
最近、このソフトの最新版となるVer,17が出たので購入しました。
色調整は制作者の脳内にあるイメージを、最終的に具現化するとても重要な作業だと思います。やもするとその映像の5割近くの善し悪しを決めてしまうかもしれません。そして、どのソフトを使って作業するかで仕上がりが大きく変わってきます。映像系の仕事って結構道具に左右されます。
僕の好みとして
Adobe系のソフトは全て使いますが、色だけはAdobe以外のソフトを使用します。各ソフトの連携が素晴らしく使い勝手も良いAdobeですが、どうしても納得いく色が出ないのです。
という訳で
映像はDavinci Resolve studio
写真はCaputure one pro
です。
アナログ時代に会得した味や雰囲気をこの2つのソフトはなかなかに表現してくれます。僕にとっては、でしょうが。
例えば、現場で懐かしさを感じて撮影した写真。
新しい発見を感じながら撮影した映像。
自分が感じた現場の感覚を、その場にいなかった人へ伝える。
僕の目に映った色。目を通して僕の脳で変換された僕にしか見えていない色。それをできる限り伝えたいのです。
色って大切なんですよね。
Davinci resolve studioを購入するのは既に2回目で、最初の購入は約10年も前。実はDavinciは一度購入すれば(今のところ)永久的に使えるので、ソフトのアカウント(1アカウントでPC2台まで有効)としては2つ必要ないのですが、今回はソフトを購入するとSpeed Editerという編集機器が付いてくるというなんとも太っ腹な企画をやっていたので、それに乗っかってみました。
独特な編集機器をしっかり理解して、使いこなすまでには少々時間がかかりそうですが楽しみでもあります。本番の仕事が入る前に、個人的Youtubeでも作って試してみたいと思います。
Davinci resolveに興味がある方は、無料ダウンロード可能なので是非使ってみてください。4K出力が出来ないなどの制約が多少ありますが、色調整自体はほぼフルで使える、これまた太っ腹なサービスです。
もしかしたら色調整の沼にハマるかもしれません。
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