島日記 やめられないこと
TVを見なくなったのはいつ頃からだろうか、一人暮らしを始めてからだからもう十年以上になる。
ニュースもweb上で読む。
人の声がうるさく感じるようになってきた。
偏屈な老化現象かもしれない。
それでいて、BS,CSのチャンネルや配信サービスは、対価を払ってでも観る。
貧乏生活なのに通信費は気前がよいのだ。
観たい映画やドラマがあると観なくては収まらない。
絶えずどこかの配信サービスに加入している。
先日TVで一話観たドラマの続きが観たくて観たくて、その作品があるところを探した。
見つけたのは月額の一番高い配信会社だった。
複数加入になるので、なんとか自分に言い訳をして加入したが、あにはからんや、そこも一話以外は有料だった。
詰めの甘さが現れる。
さすがに一話づつの料金は払いたくないので諦めた。
一週間経てば二話が観られるのに我慢できない。
字幕の作品しか観ないなど、自分なりの基準はかなり狭いのだが、これはもう病気の域にきている。
今はTV画面で見られるので助かるが、以前はPCやiPadで観ていた。
眼が悪くなるはずである。
ひとりだから、誰に気兼ねすることもなく、やりたいことに没頭できる暮らしに感謝しながら、今日も架空の世界に遊びに行く。
梅雨時期なので罪悪感も少ない。
誰にでも悪癖はあると思うが、なかなかやめられないものである。
(人に話せば呆れられるのでそっと書いてみた)
これではダメだと思いながら、言い訳をして続けている。
それが意外と精神衛生上、均衡を保つことになっているから面白い。
飴と鞭効果かな。
今日もお付き合いくださってありがとうございます。