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島日記 タカサゴユリ

見えないと思っていた十三夜の月がチラッと見えた。
雨が上がったのでもしやと外に出たら挨拶するように顔を見せてくれた。

今日から八月、夏真っ盛りであるが台風接近で身も心もどんよりとしている。
朝から雨、風なのだが太陽まで加わっている。
中途半端な天候でどうもやりきれない。
タカサゴユリがうつむいて、それでも白く健気に咲いているのが見える。

島では春にテッポウユリが咲き、初夏にコオニユリ、夏にタカサゴユリがあちこちで見られる。
野生なのか野生化しているのかわからないが、花に関心がない人でも気がついているだろう。

タカサゴユリは高砂、台湾原産。
テッポウユリに比べて丈が高く、華奢な感じで私は好きなのだが、そうでもない人もいるようだ。
テッポウユリは気品があるが、タカサゴユリは暗く幽霊のようだという。
また繁殖力が強いので、そのうちオオキンケイギクのように特定外来生物になり、駆除されるのではないかとも。

賛否両論あるだろうが、植物が駆除されるのは悲しい。
暑さに負けず次々と咲く姿は生命力を感じさせ、弱っている人間を慰めてくれる。

テッポウユリ
赤い筋があるのが特徴
ないのはテッポウユリと交配したシンタカサゴユリ
おそらく初めは一つの球根を植えただけだろう
オオキンケイギク
サルビアアズレア
アズレアとは空色、スカイブルーの爽やかな色
サルビアコクネシア コーラルニンフ
コクネシアは「真紅の」
赤い色が代表的
クミスクチンとルコウソウ




今日もお付き合いくださってありがとうございます。

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