島日記 少し早いが桃始笑
画像は昨日宵の口の、木星と金星。
写真は時々、窯変のように意外な、それでいて何とも言えない色と形を見せる。
失敗したのだというのはわかっているが、あまりにきれいで残しておきたくなる。
木星ジュピター、金星ビーナス、それぞれ図鑑でみる本来の色が写っている。
スマホでも惑星の色がとらえられるなんて嬉しくてたまらない。
ええ偶然だが。
本日もジャガイモ収穫。
身体も少し慣れて来て、初日のような疲労もなくなってきた。
帰りに友人の家に宅配コープを取りに行ったら、モモの花が咲きはじめていた。
モモの花、ほんとうにかわいらしい。
このモモの木は野生の桃で、果実は小さくて味も薄いが、私は好きで毎年たくさんいただく。
日本で花といえばサクラだが、中国での花はモモらしい。
桃源郷もモモの花が咲き乱れているようだ。
七十二候で、三月十日から十四日頃を「桃始笑」(ももはじめてさく)という。
昔は咲くことを笑うと言ったそうだが、モモの花は笑っているように見える。
春の山も「笑うがごとく」というし、春は笑顔がよく似合う。
文字が進まずしかめっ面になっていたが、モモの花のことを書き始めたら顔が緩んできた。
今日もお付き合いくださってありがとうございます。