島日記 猿田彦命
しばらくぶりに月を見た。
夜明け前、東の空に細くなった月が雲の中から顔を出していた。
梅雨の時期には滅多に見られないので、気分がよかった。
昨日のnoteで一里塚を書いた後に、故郷の街角に猿田彦の石碑があったのを思い出した。
これも一里塚と同じ類の碑ではないかと。
確か道祖神と言われていた。
調べると、記紀では猿田彦命(サルタヒコノミコト)は天孫降臨の際、ニニギノミコト(アマテラスの孫、豊穣の神)を道案内した神とある。
それで道の神、旅人の安全を守る神となり、道祖神と同一視されるようになった。
猿の風貌をしていると思っていたが、どうも天狗のようだ。
交通安全や方位除けの、また、アメノウズメノミコト(岩戸隠れに登場した芸能の神)と結婚したので縁結びの神様として祀ってある神社もある。
中国の庚申信仰とも結びつき、詳しく調べれば興味深い話が多い。
「古事記」や「日本書紀」も読み返してみたい物語である。
読み返したい本が多すぎてドライアイがよくならない。
それで夜にはなるべく読まないようにしている。
引退してから読めばいいと思っているかたは、身体がついていかなくなる可能性があることも念頭においてほしい。
何事も今である。
梅雨の晴れ間だがカラッとしない曇り空。
遠出しようかとも思うがいまいちその気にならない。
今週は雨が降らない予報なので気分転換しておかないと後は全て雨マークだ。
草刈りも中途なのに、もう新しい芽が出てきている。
元気がいいのは草木ばかりである。
出かけないので今日も庭の写真で。
クマタケランはゲットウとアオノクマタケランの雑種。ショウガ科で皆、似ているが微妙に違う。
香りがいいので団子等を包むのに使われる。
今日もお付き合いくださってありがとうございます。
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