
島日記 いつか来た道
「冬はつとめて」というが今朝の日の出はいつもと違って、幻想的だった。
まだまわりが暗いので何度撮っても、流れた映像ばかりしか映らない。
しつこく撮って、なんとか雰囲気を出せた。
昨日コメントでおほめの言葉をいただいたが、まだまだほめられる域には達してないようだ。
一刻一刻変わっていく様子を捉えるのは特に難しい。


今朝は書くことが見つからないまま民宿の掃除に出かけた。
考えながら原付で走っていたら、「いつか来た道」という言葉が浮かんだ。
北原白秋の「この道はいつか来た道」だ。
以前は「この道、なんだか見覚えがある」といったデジャブらしきものを感じることがあった。
白秋のうたのように、小さい頃誰かと歩いたか、また夢の記憶のような懐かしさだ。
島に来てからは、そういう思いをしたことがない。
長閑な里山の風景や、どこでも見られるような街並みが全くないからだと思う。
自然の様相が九州や本州と違う。
人が住んでいる道路沿いにも大木がしげり、川も岩だらけの谷川。
見たことのない景色ばかりなので、デジャブ現象が起きようがないのだろう。
そんなことを考えながら仕事に向かった。





久々のいいお天気で、畑に植えられた花たちも生気にあふれていた。
元気をもらって、きたる寒さを乗りきろう。
今日も読んでくださってありがとうございます。
ひまわりの元気をどうぞ。