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島日記 香ばしい芳しい

あまりの激しさに、天井が抜けるのではないかと心配した昨夜の雨。
バケツをひっくり返したような雨だ。
湿度は高いが気温が低く肌寒い日が数日続いている。

6月10日は時の記念日だと思う。
他にも、むし(6/4)歯予防デーやらのポスターを小学生の頃描いた覚えがある。
風景などを描くのは好きだったのに、抽象画や独創的なデザインは苦手だった。
入選した作品の上手さに眼を見張ったものだ。

雨の日は香ばしい匂いが漂うと幸せな気分になれるというから、今朝は久々パンを焼いた。
今はホームベーカリーで一次発酵までできるから簡単だ。
器具も揃えて凝った時期もあったが、やはり長く続かなかった。
詰めが甘いのである。

「パンがあれば大抵の悲しみは耐えられる」といったのは「ドン・キホーテ」の作者セルバンテスらしい。
出来たての芳しいパンなら異議なしだ。
熱々のパンを頬張れば、悩みなど吹っ飛んでしまう。
食べ過ぎるのは困るけれど。

島にはパン屋さんはかなりの数ある。
購入するほうがおいしいに決まっている。
だが味は落ちても安上がりで余計な添加物もなくてすむから自分で作る。
作れるものは何でもやってみるのが貧乏一人暮らしの極意だ。

洗濯物も雨の日は部屋干しなので、湿っぽい匂いを消すためにアロマやら、果物を置いたり、ハーブを飾る。
それより焼き菓子やパンを焼くほうが効果があるようだ。
そしてたまに傘を差してでも外に出て歩いてみる。
雨の中で香ってくる花や樹々を感じながら。

バッタは擬態してあちこちに
ガジュツ(紫ウコン)
ターメリック(秋ウコン)が折れた
庭のハマユウがやっと咲きだす
ノブドウ
クチナシもさよなら
オルレアも最後の力をふりしぼり
月桃は雨降りのほうがきれいに見える
フォカッチャもどき



今日もお付き合いくださってありがとうございます。

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