島日記 予期せぬ出来事
昨夜寝る前にnoteの冒頭を考えていたのだが。
メモをとれば眠れなくなるし、きっと覚えているはずだ……
覚えていなかった。
未明にパッチリと目が開き、とりあえず新しい空気を求めて外へ出る。
東の空に三日月に近い月が煌々と、隣にはオリオン座が明るく、天の川は消えていたが幾多の星が「おはよう」と言ってくれている気がした。
今日も一日が始まる。
敬老会には出席しますかとメッセージがきた。
素直に欠席しますと送った。
数年前、菓子折りと小さな花束を持って集落の役員さんが訪問された時のことを思い出す。
「今年は敬老会が中止になったのでお持ちしました」
「えっなんでしょう、間違われていると思いますが」
「いえ、○○さんですよね、〜」
しばらく押し問答が続く。
私は六十九歳で敬老会など夢にも思わぬ、晴天の霹靂の出来事だった。
行政の名簿では七十歳らしかった。
いつになく険しい表情をしてしまったと反省したものの、敬老会とは、数年経っても信じられない事実である。
往時、母は喜んで出かけていたが、父はそういう類いの催しは一切出席しなかった。
受け入れられないことだが、もうあの頃の親の年齢に来ているのだ。
しかし、哀しみや悲しみ、悲哀に浸ってもしょうがない。
ちゃんと受け止めて、いただくものは喜んでいただこう。
去年私が班長さんの時は二千円の集落の商店の商品券と花束を配った。
全てビールに化けたが、今年もそうなることだろう。
お祝いのお酒で両親に一献、また一献。
ちょうど名月の頃になる。
今日もお付き合いくださってありがとうございます。