手作りビールはいかが
ビールはうん十年お世話になっている。
喜怒哀楽を肴に、毎夕連れ添ってくれる相方だ。
最近は量を飲めなくなったので、ご飯の前に前菜と軽くたしなむ程度である。
島でギネスの黒ビールを見つけたので、出かけた時は買ってくる。
エビスの黒はないのに、誰かが置いてもらっているのだろう。
よく飲んでいる頃は黒ビールは眼中になかった。
気取ってハーフアンドハーフをちびちび飲んでいる人をみて、お酒弱いんだろうなぐらいに思っていた。
今は味がわかる。
がぶ飲みの時を経て、味わうことも知り、もう一生分飲んでいる。
思い残すことはないが、まだやめられない。
仕事の帰りはおつまみとビールのことしか頭にない。
じぶんで作れば安上がりと勧められて、意外においしかつたので、手作りビールキッドを購入。
しかし、直前、怖気づいてしまった。
発酵させるのが不得手だと忘れていた。
失敗が多いのだ。
それで、ビール好きな若い友人にキットを進呈したら、完成してもって来てくれた。
まだ飲んでいない。
キンキンに冷やしたほうがおいしいらしい。
ペットボトルに詰めているので見かけは悪いが、味があるのだ。
料理のエッセイ本は面白いが、お酒のエッセイも頷きながら、ニヤニヤして読むのはもっと愉しい。
なかでも、山口瞳の「酒飲みの自己弁護」は二日酔いの日によく慰めてもらった。
サントリーの前身、壽屋で開高健らと宣伝部でコピーライターをやっていた頃の、興味深い話もある。
田村隆一の「大切なことはすべて酒場から学んだ」もいい。
民宿は忙しい。
リモートやらリトリートやらよくわからないが、皆元気いっぱい満喫しておられる。
今日のおやつとまかない弁当を。
今日も読んでくださってありがとうございます